眼下に見える下毛無岱
登山口より大岳を望む
<7月14日>
コマクサ
ショウジョウバカマ
風に揺れるワタスゲ
山頂手前の階段
鏡 沼
岩木山神社参道
石坂洋二郎の文学碑
岩木山神社奥社
硫黄岳(裾野はアオモリトドマツの樹林帯)
昨夜は八甲田山登山口のある酸ヶ湯温泉に宿泊した。八甲田山は標高1500m程の峰々、仙人岱、上毛無岱、下毛無岱、等の湿原そして豊富な高山植物に恵まれた魅力ある山である。朝6時登山口を出発する。地獄湯ノ沢から仙人岱、大岳、上毛無岱、下毛無岱と反時計回り進むコースを選択した。傾斜の緩い登山道を進む。1時間程するとイオウの匂いのする地獄湯ノ沢に着く。大きな石の並ぶ沢を登りあげると広々とした仙人岱に着く。左側には大岳の雄姿が望める。この辺りはチングルマ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンチドリ、イワイチョウ、等の高山植物が今が盛りと咲いていた。大岳に向かう登山道は段々傾斜がきつくなる。最後の階段を登りあげると八甲田山(大岳)山頂である。展望を楽しみながら昼食をとった後、避難小屋に向け下山。ここを左に折れ暫く進むとワタスゲが一面に広がる上仙人岱に着く。木道を気持ち良く進む。樹林帯を少し下ると下仙人岱である。ワタスゲ揺れる湿原を楽しんだ後下山の途に着いた。歩き始めて6時間程で酸ケ湯温泉登山口に戻った。快晴の中、変化に富んだ楽しい山旅となった。
ワタスゲの背後は大岳
今が盛りのワタスゲ
熊野岳山頂
ミヤマオダマキ
ハクサンシャクナゲ
上毛無岱
<7月15日>
ヒナザクラ(八甲田山を代表する花)
岩木山神社
<7月16日>
ヨツバシオガマ
ハクサンチドリ
仙人岱
地獄湯ノ沢
弘前神社
9合目より山頂を仰ぐ
8合目より山頂を仰ぐ
以前から気になっていた東北の山旅を計画した。朝2時半自宅を出発する。岩木山8号目登山口に10時半に到着、総距離650キロ、所要時間8時間程であった。快晴の中、優美な津軽富士が迎えてくれた。岩木山は昔から山岳信仰が盛んで山頂には岩木山神社の奥社が祀られていた。また、岩木山は独立峰で津軽平野の中心に位置している。 山頂は360度の大展望であったが遠方には靄が掛かり残念ながら日本海や北海道を見ることが出来なかった。下山後、岩木山神社をお参りし弘前城にも足をのばした。
イワカガミ
チングルマ
チングルマ
ミヤマキンポウゲ
イワイチョウ
八甲田山登山口
岩木山山頂
避難小屋
当初の計画では岩手山に登る予定であったが天気の悪化が予測された為、急遽、登山時間の短い蔵王山(熊野岳)に登ることにした。そんな訳で昨夜は蔵王温泉に宿泊した。当日、天候は悪いが蔵王エコーラインを刈田岳山頂付近のレストハウスに向かった。駐車場に着くと霧が巻き周囲は殆ど見えない状況であった。登山を決行するか少し迷ったが意を決し熊野岳に向かった。お釜は勿論辺りはガスの中で全く見えない。足元の登山道だけを確認しながら足を進めた。幸い登山道脇には木製ポールが10メートルおき位に建てられていたので登山道を外れることはなく熊野岳山頂に着いた。山頂には熊野岳神社が祀られていたが辺り一面ガスの中で殆ど見えない状況であった。