安達太良山

山行日 04.6.19 天気 曇り時々晴れ 標高 1,700m 同行者 場所 福島県
登り:1時間30分 ゴンドラ山頂駅(9:20)〜五葉松平〜安達太良山山頂(10:50〜11:40)
下り:2時間30分 安達太良山山頂(11:40)〜峰ノ辻〜奥岳登山口(14:10)
自宅を5時40分に出発、国道50号線を走り佐野インターから東北自動車道で、仙台方面に向かい福島県の二本松インターで下りた。岳温泉を経由し登山口のある、あだたら高原スキー場に向かった。ゴンドラ乗り場脇の駐車場に着いたのは8時50分で自宅から3時間10分であった。身支度を整え、ゴンドラに乗り五葉松平の山頂駅登山口に向かった。天気は薄曇で風が少しあった。小石が敷かれた狭い登山道を暫く歩いた。この辺りは公園のように全体が整備されていた。30分程歩くと安達太良山が望める仙女平分岐に着いた。ここで景色を楽しみながら少し休憩をとった。ここから見る安達太良山は山頂の形が小岩峰になっていて、乳首山と呼ばれる所以のような形をしていた。段々周囲が開け安達太良山の全貌が見渡せるようになった。緩い斜面の登山道を気持ち良く山頂に向かった。路肩にはウラジロヨウラク、イワカガミ、イソツツジなどが見られた。ゴンドラ山頂駅から標高差で350m程なので難なく山頂に着いた。

この山に多いウラジロヨウラク

山頂で風をよけながら昼食をとる。少し風があるが何時もに比べると弱いようだ。薄曇で遠くまでの眺望はきかないが鉄山など近くの山は見渡せた。山頂でゆっくりした後、牛の背の稜線歩きを堪能した。前方には鉄山、左側は噴火跡がある沼ノ平。沼ノ平は緑一つない異様な雰囲気がする場所であった。矢筈森の手前を右に峰ノ辻に向かい下りた。この辺りは四方が開け、イワカガミやオノエランが路肩に咲く快適な登山道であった。下山の途中少し雨に降られたが直ぐ雨も止み、2時間半程で奥岳登山口に着いた。

山頂は360度の大展望である。山頂付近はアルペン的雰囲気もあり、快適な稜線歩きができる。頂上付近の登山道はイワカガミの群落が素晴らしい。ミネズオウやオノエラン等珍しい花も咲いていた。また、ウラジロヨウラクやイソツツジ、ベニサラサドウダンツツジ等、ツツジ科の木も多い。この山は福島県の北に位置し自宅から片道250キロと日帰りでは少し遠い。この山は高村光太郎「智恵子抄」で有名になった山でもある。二本松市には智恵子の生家(記念館)もある。

可憐に咲くマイヅルソウ

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路肩に咲くイワカガミ

初めて見るイソツツジ

山頂が間近に迫る

仙女平分岐より山頂を望む

小さな白い花ミネズオウ

イワカガミの後ろに鉄山を望む

突起した安達太良山の山頂

牛の背を鉄山方面に向かい下山

緑一つ無い火口跡の沼ノ平

下山の途中、山頂を振り返る

初めて見る可憐なオノエラン

ベニサラサドウダンツツジ

登山後記