至仏山

登山日 04.7.10 天気 晴れ・小雨 標高 2,228m 同行者 S氏・A氏 場所 群馬・福島・新潟

朝5時、A氏宅を出発、関越高速の前橋インターでのり、沼田インターで下りた。尾瀬戸倉に向かい、6時に到着した。尾瀬戸倉でワゴン車に乗り換え登山口のある鳩待峠に向かった。天気も予想以上に良く、登山日よりであった。山の鼻への木道を気持ち良く下った。山の鼻で、尾瀬ケ原への道を右に分け、至仏山登山口に向かった。途中の湿原にはニッコウキスゲが咲き始めていた。山容がなだらかな特徴のある至仏山の全貌が目の前に迫った。山のイメージからは想像できない程、最初から急登であった。初めは樹林帯が続くが、暫くすると、背後の尾瀬ヶ原の見晴らしが良くなった。登山道は蛇紋岩で滑り易く非常に歩きずらい。流石人気の山で途中降りて来る人が非常に多い。山の鼻からの道は急登で道も歩きづらく,下りより登りに向いている道だ。下りの人は本当に歩きずらそうである。

登り:4時間15分 鳩待峠(6:45)〜山の鼻(7:35〜8:10)〜至仏山山頂(11:00〜12:00)
下り:2時間30分 至仏山山頂(12:00)〜小至仏山(12:45〜13:00)〜鳩待峠(14:30)

山の鼻より至仏山を望む、至仏山への登山口に向かう途中の湿原にはニッコウキスゲも咲き始めていた。トキソウ、アサヒラン・ワタスゲ等も咲き、夏の尾瀬満開と言った感じだ。

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下山の途中、背後の至仏山山頂を振り返る、 眼下に尾瀬ヶ原を望む。この辺りで遠くから雷が聞こえた。

<花風景>

<登山後記>
至仏山に登るのは今回が二度目である。前回は秋に登った。又、山の鼻から至仏山に登る道は登山禁止であった。数年前このコースが解禁されたので、是非登りたいと思っていた。今回は花の時期でもあり、最高の時期にこの道を登ることができて良かった。頂上付近の高天ケ原のお花畑は素晴らしい。時期も良いのだろうけど、オゼソウ、ヨツバシオガバ、ハクサンイチゲ等の群落が凄い、こんなに素晴らしいお花畑もそんなに無いのではないか…。山の鼻から至仏山への道はやはり登りに使うべきである。下りに使うと急で蛇紋岩の道で滑り歩きずらいばかりか危険である。下り、山の鼻に着く直前に物凄いにわか雨が降った。風も強く吹いた。鳩待峠の近くだったので良かったが山頂付近であれば、大変だったろうと思う。やまり登山は早立ち、早帰りが基本であることを改めて感じた。

カトウハコベ

ヨツバシオガマ

ホソバヒナウスユキソウ

チングルマ・オゼソウ

タカネバラ

ハクサンシャクナゲ

オゼソウ

シナノキンバイ

コバイケソウ

ニッコウキウゲ(尾瀬ヶ原)

アサヒラン(尾瀬ヶ原)

トキソウ(尾瀬ヶ原)

登山者の多い至仏山山頂2228m、小至仏山への下山の途中、右前方に笠ガ岳も見える。

登りは赤茶色した蛇紋岩の登山道、登る途中、背後に尾瀬ヶ原を望む。登山道は滑りやすい蛇紋岩、そして木の階段と歩きずらい登山道である。でも景色は最高である。

山頂手前の高天ケ原のお花畑、オゼソウとハクサンイチゲの群落、山頂手前より左に小至仏山を望む

ハクサンイチゲ・オゼソウ

イワイチョウ

ジョウシュウアズマギク