仙丈ケ岳

登山日 04.9/26〜9/27 天気 曇り・雨 標高 3,033m 同行者 場所 長野県
9/26 登り:4時間25分 大平山荘前(9:30)〜馬ノ背ヒュッテ(12:45〜13:40)〜仙丈小屋(14:50)

小雨の中、仙丈ケ岳山頂を目指した。山頂までの登山道は良く整備されていて歩き易い。傾斜もあまりきつくない。小屋から30分程で仙丈ケ岳山頂に着いた。雨の中で、残念ながら眺望が全くきかない。晴れていれば360度、大展望のはずであったが…。山頂で休むことも無く、小仙丈ケ岳に向かう稜線を歩いた。小仙丈ケ岳への稜線は長く、天気が良ければさぞかし眺望が良いだろうと思えた。突然、目の前に雷鳥の家族が5羽顔を出した。雨の日は雷鳥が良く見られるのかも知れない。その後も2家族、3羽そして5羽と見ることができた。雷鳥は人を恐がらず、我々と一緒に登山道を歩いていた。小雨の中、1時間程歩くと小仙丈ケ岳山頂に着いた。小仙丈ケ岳山頂からは急な下りが続いた。雲が無ければ甲斐駒ケ岳は目の前に見えるはずである。5合目付近からはシラビソの樹林帯であった。北沢峠のバス停に着くと更に雨脚が強くなった。残念ながら二日目は雨の中の山行となった。

9/27 下り:4時間30分 仙丈小屋(7:10)〜仙丈ケ岳山頂(7:40〜7:45)〜小仙丈ケ岳山頂(8:45)〜大滝ノ頭5合目(10:00)〜北沢峠(11:40)

頂上直下にある仙丈小屋(標高2900に位置)

4時45分、小雨の中、自宅を出発、7時45分、中央高速の伊那インターに着く、更に長谷村、バス発着所の戸台駅に8時25分に到着、8時25分発のバスにぎりぎり間に合う。9時15分に北沢峠手前の大平山荘前に着く。身支度を整え9時30分に歩き始めた。オオシラビソの樹林帯の傾斜の緩い道を、暫く歩いた。急登を登り上げると沢沿いに出て藪沢大竜が見えた。ここから藪沢沿いに歩き易い勾配の道を2時間程歩くと、馬ノ背ヒュッテに着いた。歩き始めて3時間程であった。沢沿いは高度を上げるに従って紅葉が素晴らしくなった。初日は馬ノ背ヒュッテに泊まる予定であったが、時間も早かったので、山頂直下の仙丈小屋を目指した。途中は傾斜も緩く歩き易かった。あまり疲労感も無く、標高2900mにある仙丈小屋に着いた。4年前に新築したと言う素晴らしい山小屋であった。小屋の前からは藪沢カールが眼前に開けた。その背後には仙丈ケ岳の山頂が望めた。

天気の悪いのは予測できたが、あえて決行した。それにしても二日目の天気は悪く、眺望がきかず残念であった。でも雷鳥に会えたのはラッキーであった。仙丈小屋は新築4年目とのこと、小屋自体も雰囲気も大変良かった。登りに藪沢コース、下りに尾根コースを選択したのは正解であった。仙丈ケ岳から小仙丈ケ岳に向かう稜線は、天気が良ければさぞかし眺望が良いだろうと思えた。登山道も全体的に歩き易かった。.仙丈ケ岳は山容がやさしくりっぱでさすが南アルプスの女王である。

<9/26>

苔むすオオシラビソの樹林帯

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紅葉の藪沢沿いを歩く

気持ち良い瀬音

振り返ると甲斐駒ケ岳は雲の中

馬ノ背ヒュッテからは展望がきかない

仙丈小屋と背後に仙丈ケ岳を望む

藪沢カールと仙丈ケ岳山頂を望む

<9/27>

仙丈小屋前より小雨の中、甲斐駒ケ岳を望む

展望の全くきかない仙丈ケ岳山頂

雷鳥が5羽、突然表われた。

雷鳥は人間が近づいても逃げない。

小仙丈ケ岳山頂

下山時の眺望、前が開ける

<登山後記>