一昨年、昨年と台風で登ることが出来なかった平ヶ岳に3度目の正直で念願叶いやっと登ることができた。今年は雲ひとつない絶好の天気に恵まれた。昨夜民宿に泊まり朝3時起床、4時出発、バスに乗り1時間半程で登山口に着いた。身支度を整え6時出発、急傾斜の直登の登山道を2時間程登り上げると突然周りが開け高層湿原の広がる場所に着いた。そこから右に折れ奇岩、玉子石に向かった。玉子石は思っていたよりずっと大きかった。何故このような物が、この場所にできたのか不思議に思えてならない。玉子石の後には池塘が点在しその背後には越後3山が鎮座し見事なロケーションであった。その後、湿原の木道を平ヶ岳山頂(標高:2141m)に向かった。山頂の標識は周りが平らで分かりにくい場所に立っていた。山頂から少し前に進むと展望台があり360度の大展望であった。目の前に燧ヶ岳、日光白根山、至仏山、上州武尊岳、右に谷川岳や巻機山、その背後に妙高山、火打山、遠方に白馬岳や五竜岳、そして富士山、更に左側には荒沢岳や越後3山の駒ヶ岳、中ノ岳、八海山も望めた。ここで昼食をとり池ノ岳(姫ノ原)に向かった。姫ノ原には数多くある池塘の中で最も大きな姫ノ池があった。背後に見える平ヶ岳は名前の通り平らな形をしていた。湿原は下山するのが名残惜しい程素晴らしい場所であった。2時間半程湿原で楽しみ11時下山の途に着いた。平ヶ岳は今迄登ったどの山より自然がありのまま残されている景観であった。天気に恵まれ記憶に残る最高の山旅となった。
名残のチングルマ
自然のままの池塘群
姫ノ池の背後に平ヶ岳
池ノ岳より平ヶ岳を望む
展望台より谷川岳を遠望
越後三山、左より八海山、中ノ岳、駒ヶ岳
澄みきった青空に輝く紅葉
池塘の背後に荒沢岳
名前の通り平らな平ヶ岳
平ヶ岳山頂(標高:2141m)
思っていたより大きい玉子石(奇岩)
秋晴れの中、輝く紅葉
池塘の背後に越後三山
穏やかな姿の巻機山
至仏山と上州武尊山(富士山も見える。)
目の前に燧ヶ岳
秋の始まり、鮮やかな紅葉
水の澄んでいる池塘
草紅葉の中、木道を進む
池塘の背後に越後三山
点在する池塘
奇岩、玉子石へ向かう