越後駒ケ岳

イワイチョウ

ハクサンコザクラ

登山日 9月2日 標高 2,003m 天気 快晴 同行者 AR氏・M氏
登り:4時間45分 枝折峠登山口(5:15)〜明神峠〜道行山〜小倉山〜百草の池〜駒の小屋〜越後駒ケ岳山頂(10:00〜11:00)
下り:4時間15分 越後駒ケ岳山頂(11:00)〜駒の小屋(11:15〜11:50)〜枝折峠登山口(3:50)
左からヒウチガ岳、平ケ岳、至仏山の山並み

眼前に迫る鋭い岩峰の八海山

山頂で展望を充分堪能した後、下山の途に着いた。百草の池辺りまで一気に下るがそれからが長い。下山時の小倉山、道行山(みちゆきさん)、明神峠の長い稜線には驚く。アップダウンが続きなかなか登山口に着かない。4時間強の下りは長い。登りはあまり長さを感じなかったが下りは本当に長く感じた。天気に恵まれ素晴らしい山行になった。流石に越後の名峰である。前から登りたいと思っていた山に登れて満足している。

中ノ岳への稜線、後が中ノ岳

5時30分、ご来光を望む、登山日よりである

荒沢岳を見ながら登る

越後駒ケ岳は八海山、中ノ岳と共に越後三山の一つである。枝折(しおり)峠、明神尾根より山頂を目指す。9月1日、午後7時自宅を出発する。AR氏宅経由で、前橋南ICより高速にのり、関越道を新潟方面に向かう。小出ICで降り352号線を更に奥只見湖方面に向かう。折立温泉で軽く夕食をとる。関越道、一般道とも空いていて予定通り10時30分枝折峠にある駐車場に着く。30台程停められる駐車場に10台程車が停まっていた。駐車場の一番奥に車を停め、脇にテントを張った。夜空は満天の星で、寒くなく、快適の夜だった。翌朝4時少し前、団体登山者の大きな声で目を覚ます。4時に我々も起床し朝食をとり、テントを撤収し5時15分少し薄暗い中を駐車場奥の登山口より歩き始める。天気は良く絶好の登山日よりである。明神峠まで登山道脇は低木で見晴しがきいて歩き易い。歩き始めて15分程すると東の空に朝日が顔を出し、ご来光が望めた。2時間程で小倉山に着くが、この辺りまではアップダウンが多くあまり高度を稼げない。「百草(もぐさ)の池」あたりから登山道は岩陵帯となり、本格的な登りとなる。駒ケ岳の山容も目の前に迫る。

<登山後記>

久しぶりに9時間程歩いた。疲れもあるが越後の名峰に登れて何とも言えない満足感がある。帰り、関越高速湯沢ICで降り、湯沢温泉にあるM氏友人のリゾートマンションの温泉で疲れを流した。今回も素晴らしい山行になった。今度は平ケ岳に登りたいものだ。

キンコウカ

イワショウブ

優しい山容の越後駒ケ岳

あまり広くない山頂

巻機山を望む

山頂の少し下に新しく立派な駒の小屋(自炊小屋)が建っている。40人程泊れるようだ、今の時期管理人も常駐している。例年に無く今年は雪が多く、いまだに雪渓が残っている。雪渓の後に越後駒ケ岳が望めるが穏かな山容である。山頂部から下はお花畑になっている。雪解けが遅かったせいが、ハクサンコザクラ、イワショウブ、イワイチョウ等の花が咲いていた。駒の小屋から15分程で山頂である。両脇がお花畑になっていて快適に登れる。山頂はあまり広くないが展望は素晴らしく、目の前には中ノ岳、鋭い岩峰の八海山、そして浅草岳や守門岳等の越後の山々、更に上越国境の山々、遠くは北アルプスまで望め、360度の大展望である。

雪渓の後に駒ケ岳

2001年に改築された駒の小屋

中ノ岳(標高2,085m)の雄姿

絶滅状態にあった池を復元させた(百草の池)

百草の池より越後駒ケ岳を望む

中ノ岳(左)と越後駒ケ岳(右)が朝日に映える

YAMA ARUKI

山頂付近より駒の小屋を見下ろす

奥只見湖を見下ろす

<山頂付近のお花畑より>

9月とはいえ、夏の名残の花が咲いていた。雪が多く、雪解けが遅かったので咲いているものと思える。花の種類も巻機山や会津駒ケ岳で見た花と同じである。山容も似ているが、咲いている花の種類も同じようである。