立 岩
登山日 | 06.11.25 | 標高 | 1,265m | 天気 | 快晴 | 同行者 | 単独 |
山麓集落より岩壁の立岩を仰ぐ
ガレ場下より立岩を見上げる
登り:1時間15分 | 登山口(11:20)〜ガレ場下ベンチ〜鞍部〜西立岩山頂(12:35〜13:00) |
下り:1時間10分 | 西立岩山頂(13:00)〜経塚山との分岐〜イヌムキ不動〜登山口(14:10) |
今年初めての西上州の山である。前から気になっていたスリルと展望の立岩に登ることにした。南牧村、一番奥の大上集落に登山口がある。車は登山口付近の路肩に留めることができる。登山口に着くのが遅かったので10台程車が留まっていた。思っていたより登る人が多いようだ。身支度を整え杉木立の沢沿いの登山道を歩き始める。歩き始めると直ぐに分岐があるが、右側の直登コースを進む。40分程杉林を登ると岩壁直下のガレ場に着く。ここから、垂直の岩壁に挟まれたガレ場の直登コースをクサリに捕まりながら登る。落石の危険を感じながら急登を登る。早く通り過ぎたい気がした。暫く登った後、右側を巻きながら、クサリ場を登ると鞍部に着く。このクサリ場は道幅も狭く右側が切れていて、結構スリルがある。(カニの横ばいと言う感じ)ヤセ尾根を少し進むと裏側から山頂に向かう。裏側の道は日が当たらないので霜柱があったが滑るほどではない。木製の梯子をクサリを捕まりながら登ると展望のきく尾根に出る。ここからは南側、西側が開けていて御座山や八ガ岳、蓼科山等が望めた。尾根を少し行くと西立岩山頂(1,265m)である。山頂からは西側、北側の展望が素晴らしい。西側遠方には雪を被った八ガ岳、北アルプスが、また、まじかに浅間山が望めた。北側には兜岩や経塚山等の山山が望めた。山頂で昼食を取りながら展望を楽しんだ後、経塚山方面に足を進めた。少し行くと東側も開け西上州の山並みが眼下に迫った。展望を楽しみながら進むと、突然、クサリの岩場が目の前に迫った。右側の切れ落ちている。結構、スリルを感じながらクサリを捕まりら10m程の岩場を登る。登り終えるとヤセ尾根が続く。この辺りは立岩の登山道の中でも一番スリルを感じる場所だ。登山道は岩場から自然林にそして杉林に変わる。杉木立の中、絶壁の下に、社殿がすでに朽ちているイヌムキ不動がある。絶壁の上から水しぶきが落ちている。杉林の中をしばらく歩くと登山口に出る。3時間弱で一周できる変化に富んだコースである。立岩は西上州の名峰である。
想像通り立岩はスリルと展望の楽しめる山であった。今日は天気に恵まれ山頂からの展望は最高であった。西側遠方に雪を被った北アルプスの山並みがはっきり見えた。また、まじかに八ケ岳や浅間山の雄姿が迫った。西上州の山はどの山に登っても眺望が素晴らしい。西上州の中でも特に立岩は鎖が多くスリルが味わえる。登山口には線ケ滝もあり、いろいろ楽しめる山である。足が遠のいていた立岩にやっと登れて満足している。
登山口にある迫力ある線ケ滝
イヌムキ不動の背後にある絶壁
高さ10mのスリルあるクサリ場
西上州の山並み
経塚山を背後に東展望台
雪を被った浅間山の雄姿
雪を被った八ガ岳が近くに見える
雪を被った北アルプスの山並み
展望の良い西立岩山頂(1,265m)
木製の梯子を登ると尾根に出る
クサリ場が続く
岸壁に挟まれたクサリ場(落石が危険)