笠丸山

登山日 07.4.28 標高 1,189m 天気 晴れ、雷雨 同行者
登り:1時間30分 登山口(11:30)〜地蔵峠〜笠丸山山頂(13:00〜13:10)
下り:1時間 笠丸山山頂(13:10)〜地蔵峠〜登山口(14:10)

ニリンソウ

ハシリドコロ

笠丸山は2度目であるが、前回登った時はアカヤシオの時期ではなかったので、アカヤシオの咲く時期に是非登りたいと思っていた。299号線、上野村にある道の駅を過ぎ、父母トンネル手前の橋の信号を右折し住居附川沿いを5キロ程進むと笠丸山登山口がある。沢沿いの駐車場に車を停め、歩き始める。橋を渡り、暫く進むと登山道に入る。明るい自然林の中、沢沿の緩やかな道の傍らには、シロバナエンレイソウ、ヤマエンゴサク、ニリンソウ、コガネネコノメソウ等の可憐な花が咲いていた。途中車のトラブルがあり、登山口に着くのが3時間程遅れてしまった。午後は天気が悪くなると聞いていたので午前中に下山したかったが、スタートが大幅に遅れてしまった。天気を心配しながら山頂に向かった。歩き始めて50分程すると、見晴しの良い地蔵峠に着いた。小さなお地蔵さんがナラの木の下に祀られていた。ここを左に曲がり、稜線を気持ち良く歩いた。この辺りに来るとミツバツツジやアカヤシオも目に入って来た。山頂付近にアカヤシオがどの程度咲いているか、期待に胸が膨らんだ。すると突然、会社の仲間が目の前に現われた。山頂付近は風が強いので、山頂直下のこの場所で昼食をとっているとのことであった。挨拶を交わした後、山頂に急いだ。山頂に近づくと岩陵帯の脇に咲いているアカヤシオが目にとまる。岩と岩の間に、また岩陰にピンクのアカヤシオが咲いていた。想像した通りの景色であった。岩場にはアカヤシオが良く似合う。山頂手前のロープの掛かっている岩場を登り詰めると展望の素晴らしい山頂であった。山頂からは両神山や二子山等、特徴ある山容の秩父の山山が望めた。展望を楽しむ間もなく、辺りは益々暗くなり雷の音も鳴り始めた。もう少し展望を楽しんでいたいところであったが、急いで、下山を始めた。この山には雷に縁がある、前回来た時も雷にあった。めったに雷にはあわないが、2度共も雷にあうとは…。何とも不思議である。下り始めると雷の音と共に雨が降り始めた。途中カッパに着替え走るようにして下山の途に着いた。もう少しゆっくり楽しみたい笠丸山であった。
YAMA ARUKI

<登山後記>


長いこと、車に乗っているがこんなことは始めてである。藤岡市内に入ったら車の調子がおかしくなった。動くことができないのである。やむを得ず、道路脇の駐車場に車を停めて、対応策を考えていた。ディーラがオープンするまで待つしかないと思った。オープンまで2時間程あった。すると、駐車場の持ち主が声を掛けてくれた。その人がいつもお世話になっている修理屋さんに電話をしてくれたのある。修理屋さが直ぐとんで来て、車を修理してくれた。こんな親切を受けたのは初めてある。本当に助かった。3時間遅れで登山口に向かった。世の中捨てたものではない。素晴らしい人に出会えて本当に感謝している。

山頂付近の岩場にアカヤシオが似合う

秩父方面の山並み、左が二子山、右が両神山

展望の良い山頂であるが、今日は天気が今一、雷鳴が聞こえる

山頂直下に咲くアカヤシオ

アカヤシオが山を染める

アカヤシオの後に笠丸山を仰ぐ

登山道脇に咲くアカヤシオ、今が最高な時期かも…

新緑の沢沿いを登る

コガネネコノメソウ

ヤマエンゴサク

シロバナエンレイソウ