黒部五郎岳(2,840m)
7/18〜7/20
以前より念願であった北アルプスの最奥地にある黒部五郎岳を目指す。18日、朝3時自宅を出発、関越道、信越道、北陸道を乗換え立山ICで降り登山口のある折立に8時に着く。総距離400キロを5時間要した。折立は風雨が強い状況であったが登山者達は雨の中をスタートしていった。躊躇していた我々も意を決し太郎平小屋に向けスタートした。樹林帯を2時間程歩くと辺りは開けて来たが風雨は変わらない。かえって強くなった気がする。登山口より4時間半程で太郎平小屋に着いた。

太郎平小屋

ガスに包まれた太郎平小屋

黒部五郎岳

薬師岳

カール

黒部五郎岳山頂はガスの中

コバイケソウの群落

19日、朝5時半、ガスで周が全く見えない中、太郎平小屋を出発。天気の回復を期待しながら北ノ俣岳への木道を進む。今日は晴れの予報であったが中々回復しない。天気であれば前方に黒部五郎岳、水晶岳や鷲羽岳、そして背後には薬師岳が望めるはずであった。歩き始めて5時間半、大きな石のゴロゴロしている黒部五郎岳山頂に着いた。残念ながら辺りは全く見えない。10分程山頂にいたが眺望を諦めカールを下り黒部五郎小舎向かった。山頂より2時間やっと小屋に到着。

雄大は薬師岳

太郎平小屋

北ノ俣岳

快適の登山道が続く

鷲羽岳

水晶岳

山頂に雲の掛る薬師岳

ハクサンイチゲとシナノキンバイ

大きな岩が所々にある

雪渓が残るカール

<7/20>

黒部平に建つ黒部五郎小舎

<7/19>

HOME

昨夜は凄い雨であった。20日、朝5時半、昨日来たカールの中の登山道を黒部五郎岳に向け引き返す。天気の回復を祈りながら雪渓の残るカールの中を進む。歩き始めて2時間程で山頂下部に着いた。この頃になると少しづつ天気は回復し薬師岳や水晶岳、鷲羽岳の山並も見えて来た。展望が良くなると足も軽くなる。やっと西銀座ダイヤモンドコースの眺望の良さを実感出来た。赤木岳、北ノ俣岳も前方に望めた。展望の広がる登山道を太郎平小屋に向け快適に進む。小屋前で展望を楽しみながら昼食を取った後下山の途についた。午後4時半、折立登山口に着いた。歩き始めて11時間、長い長い一日であった。

<後書き>

やはり黒部五郎岳は北アルプス最奥地である。折立の登山口から10時間程掛る。容易には行けない山である。今回初日、二日目と雨に祟られたが三日目が晴れ報われた。黒部五郎岳山頂からの雄大な北アルプスの全容や五郎カールを見ることができなかった。そして、雲ノ平に足を伸ばすことが出来なかったことは何とも残念であった。

突然雷鳥が現れる

ミヤマダイコンソウ

お花畑の急登を下る

ゴロゴロ石の山頂

一瞬霧が晴れる

北ノ俣岳山頂

ハクサンイチゲの群落

<7/18>