男体山(2484m山行記

2000年10月28日)

自宅を5時、Kさん宅を5時5分に出発する。今回の山行はKさん夫妻と4人である。122号線を大間々、足尾方面に向かう。外はまだ暗く、満天の星空である。一日天気は良さそうである。日足トンネルを抜け、日光からのT字路を左折し、いろは坂に向かう。まだ朝6時半なのに道は想像以上に混んでいる。流石、紅葉真っ盛りの日光である。左に中禅寺湖、右に今日登る男体山を見ながら、車を進める。中禅寺湖から戦場ヶ原周辺の紅葉は今が盛りという感じで、見事である。光徳牧場入り口を右折し、アストリアホテルの手前を更に右折し裏男体林道を通り、男体山登山口の志津乗越に到着する。7時30分である。この場所は駐車場というほどではないが、20台位、車は止められる。北側からの男体山の全景を見ながら7時40分、登山口をスタートする。笹の中を5分程歩くとログハウスづくりの志津小屋がある。登るにつれ、後方が開けてくる。秋が深まっているせいか、木々の葉が落ちていて、見通しが良い。後方左に太郎山、右に女峰山、中央に大真名子山がそびえている。登山道には、ゴゼンタチバナ、イワカガミ、7合目位からはシャクナゲがある、勿論花は咲いていない。足場も悪くなく、傾斜もあまりきつくなく非常に登りやすい登山道である、途中の景色も良く、2時間20分程で9合目に着く。ここからは尾根伝いの道で快適である。10分程すると頂上に着く、10時40分、登山口から2時間30分である。頂上には、一等三角点があり、最高点の岩の上には鉄剣が立ててある。そして、南には、二荒山神社の奥社、更に西には太郎山神社も祀られている、広い頂上である。又、頂上からの眺望は最高で、眼下には中禅寺湖が、その後ろに、皇海山、庚申山、袈裟丸山の山並、更にその後ろに赤城黒桧山、西には日光白根山、燧ケ岳、会津駒ケ岳、そして北には、太郎山、小真名子山、大真名子山、女峰山がそびえ、まさに展望台である。頂上で昼食、そして山座同定を楽しんだ後、12時に下山の途に着く。途中休むこともなく、周囲の景色を楽しみながら下り、1時40分に志津乗越に着く。下山にかかった時間は1時間40分である。この時期の男体山は最高であるということを確信したしだいである。次回は是非、女峰山(H:2483m)に登りたいものだ。

帰路、アストリアホテルで温泉に浸かり、汗を流した後、いろは坂は混雑が予想されたので、金精峠、園原ダム、赤城西面経由で伊勢崎に帰る。到着時間は8時半であった。

YAMA ARUKI