浅間山(2568m)山行記(2000/7/1)
(Aさん夫妻と妻と4人での山行)
浅間山荘を9時に出発し途中火山館で少し休憩し12時に湯の平高原に着く。火山館の手前でニホンカモシカに出会う。カモシカは我々を凝視していて逃げない。今日は天気があまり良くないとの予報であったが、登るにつれ天気が良くなり絶好の登山日よりとなった。登りの途中、高山植物が多く見られた。オダマキ、ニリンソー、キンポーゲ、イワカガミ、ツマトリソー、スズラン、ゴゼンタチバナ、グンナイフーロー、レンゲツツジ、マイウズルソー等である。途中立ち寄った火山館は新しく、ログハウス風で、浅間山麓にマッチした建物であった。湯の平高原はまるでカナダのようなロケーションで、左に黒斑山、蛇骨平、仙人岳、Jバンドが立ちはだかり、右に浅間山、前掛山の頂上が見え、素晴らしかった。浅間山の山頂まではガレ場が多く、歩きづらいが傾斜はあまりきつくなく、湯の平から1時間程で頂上に着いた。山頂の景観は火口の深さ100m以上、直径200m位以上で想像を絶する大きさであった。イオウの匂いも強く、流石活火山という感じであった。頂上では火口の南側を半周し峰の茶屋方面に降りた。下りはガレ場の連続で非常に歩きづらかったが、1時間半程で下山した。下りの景観はいかにも浅間山らしく、小石でおおわれ、植物はほとんどなかった。A氏によれば、西に植物が多く東に無いのは、冬、北西からの冷たい風が強く、西に降らないで、東に多く降るためとのことである。浅間山は流石100名山であり、大きな山であった。西側(湯の平)から登り、東(峰の茶屋)に降りることができたのは、Yさんと妻が車を西側から東側に廻してくれたおかげである。今日は大変思い出深い山行ができた。