登山日 07.07.16 標高 1,917m 場所 長野県 同行者 M氏

天気に恵まれれば、高妻山に登るつもりであったが、天気もあまり良くなく、自宅を出発する時間も遅れたので、前から気に掛かっていた飯縄山に登ることにした。高妻山は登り5時間の山であるのに対して飯縄山は2時間半程の山であるから登りやすい。信越道の長野ICで降り、長野市街地の県庁、善光寺の脇を通り飯縄高原に向かう。登山口の手前にりっぱな駐車場がある。歩き始める頃、小雨が降り始めたのでカッパを着てスタートする。第一鳥居を潜り少し行くと二つ目の鳥居があり、そこが登山口になっている。登山道は自然林に囲まれているが、天気が良くないので少し暗い感じだ。でも傾斜は緩く歩き易い。暫く登ると単独行の70才程の男性と出会う。山慣れした感じなので聞いてみると、すでにこの山に400回以上も登っているとのことである。どの山にもこの種の凄い愛好者がいる。飯縄神社に近づくとお花畑が広がっている。ハクサンフウロ、テガタチドリ、シモツケソウ、ミヤマオダマキ等の花が登山道脇を飾っていた。歩き始めて2時間程すると突然、足元がグラグラと来た。結構大きい地震である。後で知ったことであるが、震度6強の地震であった。新潟中越沖地震の震源地付近を登っていたのである。山歩きしている時に地震にあったのは初めてである。柏崎で大きな被害があったことは後になって知った。幸いこの山は岩が少なく安全な山で救われた感じだ。同行したM氏の実家が長岡市にあり心配であったが山頂から連絡がとれ、被害を受けていないことが分り、一安心であった。天気が良ければ、山頂からの眺望も絶好であったと思うが、今回は暗雲が立ち込めていて、展望がきかなく残念であった。山頂で休憩しながら昼食をとったが、早々に下山の途に着いた。登山口から車で少し走ったところに戸隠神社中社があり、参拝した。中社の直ぐ前に美味しそうな蕎麦屋(うずら屋)があったのでそこに立ち寄り蕎麦を食べた。本場の戸隠蕎麦は大変美味しかった。帰り地震の影響で信越高速が通常通り動いているかどうか心配であったが、特に問題なく走れ、予定通り帰路につけほっとしたが、旅先で何があるか分らないことを実感した山行であった。

飯縄山

鳥居のところが登山口

山頂手前のお花畑

登り:2時間30分 飯縄山登山口(8:30)〜天狗の硯石〜飯縄神社〜飯縄山山頂(11:00〜11:40)
下り:1時間50分 飯縄山山頂(11:40)〜飯縄神社〜天狗の硯石〜飯縄山登山口(13:30)

戸隠神社 中社 本殿

戸隠神社 中社 鳥居

広い飯縄山山頂

ガスが掛かった飯縄山山頂(1,917M)

山頂手前にある飯縄山神社

ミヤマオダマキ

ゴゼンタチバナ

ニガナ

シモツケソウ

テガタチドリ

ウスユキソウ

ギボウシ

ウツボグサ

ハクサンフウロ

YAMA ARUKI