唐松岳・五竜岳
登山日 | 8/10〜8/12 | 天気 | 8/11:晴れ後曇り 8/12:快晴 | 同行者 | SA氏 |
標高 | 唐松岳:2,696m 五竜岳:2,814m |
<8/11>
<8/12>
唐松岳の雄姿
五竜山荘より五竜岳へ向かう
<8/10>
チシマギキョウ
唐松岳山荘の脇に咲くコマクサ
マツムシソウ
シナノオトギリ
鹿島槍ガ岳、背後に槍ガ岳
五竜岳山頂と背後に立山と剣岳の山並み
3年前の夏はSA氏とAR氏と私の三人で白馬岳に登ったが今回はSA氏と私の二人での山行であった。八方尾根のお花畑、唐松岳から五竜岳へのクサリの続く岩陵帯、唐松岳、五竜岳山頂からの展望、等、楽しみの多い山行であった。SA氏も二年ぶりの三千m峰への山行であったが、トラブルもなく見事に完登でき、本当に良かった。今回の山行で自信を取り戻したのではないかと思う。来年はAR氏を含めた三人で夏山に挑戦したいものだ。
<登山後記>
トウヤクリンドウ
8/11 所要時間:7時 間50分(休憩含む) | *ゴンドラにて 八方ゴンドラ駅(7:00)〜八方池山荘(7:30) 八方池山荘(7:40)〜八方池(8:40)〜丸山(10:00)〜唐松岳山荘(11:10〜11:30)〜唐松岳山頂(11:50〜12:10)〜唐松岳山荘(12:30〜12:50)〜五竜山荘(15:30) |
八方ゴンドラ乗り場
リフトで八方尾根を登る
予定通り4時半に起床する。天気は絶好でキャンプ場から白馬三山の眺望が素晴らしい。朝食を食べ、テントを撤収し、八方ゴンドラ乗り場に向かう。昨日下見をしておいたので、スムーズに行けた。ゴンドラで一機に八方池山荘(標高1,830m)の地点まで登る。ゴンドラから八方尾根に咲く花々が目に入る。シモツケソウやオオバギボシ、ハクサンシャジン等、数多くの花々が見事である。八方池山荘より歩き始める。登山道は勾配が緩く歩き易い。右前方には白馬鑓ガ岳、杓子岳、白馬岳がはっきり見える。1時間程すると八方池に着く。思っていたより小さい池である。池に映る白馬三山が輝いている。所々、急な道もあるが全体として傾斜が緩く歩き易い。歩き始めて3時間半、唐松岳山荘に到着する。山荘前から立山連峰と剣岳が望めた。少し休憩をとった後、唐松岳山頂に向かった。山頂は雲が掛かっていて眺望がきかなくて残念であった。山荘まで戻り昼食をとった後、五竜山荘に向かいスタートする。切り立ったクサリ場が連続する。三点確保しながら慎重に足を進める。一人の女性が進むのが遅く時間が掛かる。進むのが遅いと緊張感が増す感じがする。30分程で切り立った岩場を越える。一度鞍部まで下り、改めて登り上げる稜線である。暫く登り勾配が続く。白岳を右側から巻き遠見尾根との分岐を直進すると五竜山荘に着く。夏山の最盛期、また、人気の山でもあるので、宿泊客が多い感じだ。午後9時消灯である。
SA氏が午後1時に我が家に迎えに来てくれた。駒形ICより関越道に乗り、そして信越道に乗り換え長野ICで降りる。一般道の19号線で松本方面に向かい途中で白馬オリンピック道路に乗り換え、登山口のある白馬に向かう。到着は午後3時45分、走行距離は約200キロ、所要時間は2時間45分であった。3年前、白馬岳に登った時、使用した松川キャンプ場でテントを張ることにする。このキャンプ場は松川沿いにあり白馬三山の眺望も素晴らしく、登山口のある八方ゴンドラ乗り場にも近く絶好の場所である。テントを張った後、時間に余裕があるので明日朝のゴンドラのスタート時間を確認するため八方ゴンドラ乗り場まで車を走らせた。スタート時間は7時とのことである。その後キャンプ場に戻り、一杯やりながらの夕食、最高な時間を過ごした。前日に登山口に入れると気分的にも余裕があり、体力的にも楽である。明日朝は4時半起床、5時半出発予定である。
シモツケソウと五竜岳
<8/12>
切り立った岩場を進む
唐松岳山荘より唐松岳を仰ぐ
八方池に写る白馬三山
不帰のキレット
昨日の夕方、ガスが掛かっていて五竜山荘から五竜岳が見えなかったので心配したが朝起きると天気が良く、五竜岳の岩陵帯の雄姿が眼前に迫った。雲ひとつ無い快晴である。朝食を食べた後、空身で五竜岳山頂に向かった。途中まで歩き易い登山道であったが、山頂直下になると切り立ったクサリの岩場である。慎重に足を進め山頂手前の岩場に出た。この岩場から50m程先が五竜岳山頂である。山頂から続く稜線の先には見事な双似峰の鹿島槍ガ岳が望めた。南側には槍ガ岳、鷲羽岳、水晶岳、薬師岳と続く北アルプスの山並みが、南西側に立山から剣岳に続く山並みも眼前に迫った。北側には唐松岳、白馬鑓ガ岳、杓子岳、白馬岳に続く山並みが望めた。更に遥か遠方の雲海の上に八ガ岳、富士山、南アルプスの山並みも望めた。360度の大展望であった。今日の快晴に感謝したい。眺望を充分堪能した後、下山の途に着いた。五竜山荘まで降り準備を整え白岳から続く遠見尾根を下った。西遠見、大遠見、中遠見、小遠見とつづく尾根道である。五竜岳から鹿島槍ガ岳への眺望を楽しみながらの下山であった。
8/12 所要時間:7時間 10分(休憩含む) | 五竜山荘(5:50)〜五竜岳山頂(6:50〜7:10)〜五竜山荘(8:00〜8:20)〜西遠見〜大遠見〜中遠見〜小遠見〜アルプス平(13:00) |
お花畑
チングルマとイワカガミ
カライトソウ
ハクサンシャジン
<花山歩>
下山時、五竜岳、鹿島槍ガ岳を仰ぐ
五竜山荘より五竜岳
鹿島槍ガ岳への稜線
山頂直下の岩場
唐松岳の背後に白馬岳
五竜岳山頂直下より鹿島槍ガ岳を望む
朝日に輝く五竜岳を仰ぐ
ご来光(4時55分)
左、唐松岳の雄姿
クサリの岩場が続く
唐松岳山荘
唐松岳山頂
唐松岳山荘より唐松岳山頂へ
唐松岳山荘より剣岳を望む
左の双似峰が鹿島槍ガ岳
八方尾根の背後に白馬三山
<8/11>