朝6時45分、自宅を出て、駒形インターより高速に乗り、藤岡ジャンクションから信越高速で小諸インターまで行く。
梅雨の合間のつかの間の晴天であった。妻の体調もまだ余り無理を出来る状況ではなかったので、近くて花が期待できる、花の百名山で有名な高峰山(標高2092m)に登ることにした。登山口のある車坂峠に8時30分に到着した。高峰高原ホテルの裏側にある登山口より、9時に歩き始めた。反対側は黒斑山登山口になっており殆どの登山者は黒斑山に向っていた。頂上まではゆっくり歩いても1時間程なので、花の写真を撮りながらゆっくり、ゆっくり登った。登山者も少なく我々の独占状態であった。歩き始めると直ぐ、ハクサンイチゲとイワカガミがそこかしこに咲いていた。登山道は整備されていて、歩き易く、また、周囲はカラマツ林の中なので空間があり、気持ち良く歩けた。少しすると周りが開けた場所があり尾根の先に高峰山山頂が見えた。その付近には、また、ハクサンイチゲやイワカガミの群落があった。特に、北斜面のいたる所にイワカガミの群落があった。こんなに多くのイワカガミを見たのは初めてだ。
頂上まで続く登山道は、道の良さ、景色など素晴らしく、まるで箱庭状態であった。途中咲いていた花は
ハクサンイチゲ、イワカガミの他は、ツマトリソウ、マイズルソウ、コケモモ、ズミ、レンゲツツジなのであった。ただ残念だったのはアズマシャクナゲの木は多くあったが、時期が少し遅く、殆ど散ってしまっていたことだ。
頂上には、途中の雰囲気からは想像できない巨岩が多くあっことに驚いた。しかし、雰囲気も良く景色も素晴らしかった。春霞みはかかっていたが、東側には黒斑山、北側には水の登山、東籠の登山、西籠の登山、南側には佐久平が一望できた。(八ヶ岳は霧の中で残念にも見えなかったが…。)
この後、見方ガ峰、池の平湿原を散策し帰路についた。見方ガ峰ではコマクサの花も見ることができた。
楽しい花山行であった。

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高峰山

2003年6月21日  晴れ  妻と二人