白砂山

朝3時45分我が家を出発する。前橋の群銀本社駐車場前で4時30分、K氏と合わせし、出発する。
渋川から中之条方面に向い長野原で右折し野反湖に向う。6時半、野反湖畔駐車場に着く。7時に、霧雨の中、登山口を出発する。今日は天気が悪いので、登山者は我々だけかも知れないと思いながら…。登りはじめは左側に沢があり、瀬音を聞きながら樹林帯の中を歩く。傾斜は緩いがアップダウンの多い登山道が続く。1時間程すると地蔵峠につくが特に表示はない。
更に、傾斜の緩い道を2時間程歩くと堂岩山(2051m)に着くがここも特に表示がない。
このあたりにくると、低木が多くなり、周囲が見渡せる雰囲気となる。しかし今日は、ガスが掛っていて、眺望がきかない。天気が良ければさぞかし、景色が素晴らしいのではと思う。非常に残念である。
ハイ松とシャクナゲの木が登山道の両わきを被っている。シャクナゲの開花の時期であればさぞかし見事であろうと思う。
この山、花はあまり多くないが、アキノキリンソウ、ハクサンフーロ、ウツボグサ、等が咲いていた。またホツツジと思われる珍しいツツジも咲いていた。このツツジはあまり見かけない。花弁が三つあり後ろに反り返っている。特徴のあるツツジである。
堂岩山さんからアップダウンを幾度となく繰り返すと白砂山の頂上が近づいてくる。最後は、頂上と思われる個所を二度、三度と登りやっと山頂(2140m)に着く。登りはじめて4時間15分掛かり、11時15分であった。
頂上には三角点があり、周囲は低木と背の高いササに囲まれていた。天気さえ良ければ、苗場山や岩菅山、鳥甲山などが眼前に見えるはずであるが、天気が悪く残念にも何も見えなかった。
頂上付近で、登山者6人、二パーティと会った。今日会った登山者は後にも先にもこの人たちだけであった。頂上で昼食をとり12時に降り始める。登りで想像していた以上に下りではアップダウンを感じた。下りは3時間と50分掛かり、登山口に着いたのは午後3時50分であった。
白砂山は予想以上に深山であり、静かな山であった。
天気が悪く頂上の眺望は良くなかったが、歩く手ごたえもあり、それなりに満足できる山行であった。

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2003.8.16 曇り時々雨 K氏と二人