毎年のように尾瀬のアヤメ平には行っているが尾瀬ヶ原に行くのは久しぶりである。黄葉の最盛期ではないかと期待し尾瀬に向かう。平日ではあるが駐車場には多くの車が留まっていた。戸倉より定期バスで鳩待峠に向かう。鳩待峠までの木々は殆ど黄葉していない。(時期が早いのか今年は黄葉が良くないのか不明)鳩待峠より山の鼻までは下りの登山道が続く。昨日雨が降ったのか湿った登山道が滑りやすい。1時間程すると山の鼻である。少し休憩を取った後、歩き始める。木道を少し進むと広大な草黄葉の湿原が広がる。気持良い風を感じながら湿原の木道を進む。前方の燧ヶ岳、背後の至仏山の山頂部は雲に隠れていて見えない。湿原には黄色に染まったヒツジグサが点在している。この景色は秋の尾瀬ヶ原の特徴である。竜宮小屋の手前で折り返す。この頃になると天気が回復し湿原の黄葉の輝きが増す。燧ヶ岳そして至仏山の山頂もはっきり望めた。今回、歩いている途中、何度か重い荷物を背負ったボッカさんと出会う。背負う荷物の重さは70キロ程だという。その怪力には驚くばかりである。山の鼻で休憩と取った後、鳩待峠まで上り、帰路に着いた。久しぶりに尾瀬ヶ原の黄葉を堪能した山旅となった。
重き荷物を背負ったボッカさん
至仏山の雄姿
至仏山を見ながら戻る
山頂部が雲で隠れる燧ヶ岳
尾瀬ヶ原の入口
数少ない紅葉の木々
草紅葉の尾瀬ヶ原
広がる広大な湿原
木道が続く
山の鼻に着く
久しぶりの尾瀬ヶ原
秋を飾るヒツジグサ