ブナの大木が多い登山道
登山日 | 9/13 | 天気 | 曇り | 標高 | 1,598m | 同行者 | M氏 |
上越のマッターホルンと言う名前に魅かれ前から気になっていた大源太山に登る。登山口は越後湯沢から車で20分程東に入った朝原にある。登山口の脇にある駐車場は10台程止められる。空を見上げると晴れ間がなく雲が広がっている。途中、北沢を渡って行くので、雨が心配である。山頂まで雨が降らないことを期待しながら登山口をスタートする。10分程すると北沢を渡る場所がある。水量はあまり多くない。しかも鉄製でできた立派な橋が掛けられいるので安心である。立派過ぎて味気ない感じもするが。平坦な道をしばらく歩くと沢渡渉である。ここは石を飛び越えて北川を渡る。今日は水量が多くないので簡単に渡れた。只、途中大雨に降られると心配である。雨が降らないことを願いながら足を進める。ここから登山道の傾斜がきつくなる。以前この山に登った友人から登りのきつい山だと聞いていたので、いよいよ来たなと言う感じである。足場の悪い急登が続く。息をつく平坦な場所はない。下山時のことを考えてかロープがずっと張られていた。こんなに長い間、ロープが張られている登山道は初めてである。1時間程急傾斜な登山道を登るとやっと傾斜が緩くなり、木々の高さも低くなり回りが見渡せてくる。前方右側には谷川岳、一ノ倉岳、茂倉山、等々の山並が左側には湯沢方面の町も望める。また正面には七ツ小屋山も見える。足元にはアキノキリンソウやリンドウの花も咲いている。山頂が近づいてくると登山道も岩稜帯となる。左右が切れている所もあるが危険な場所はない。山頂まで回りの見渡せる快適な登山道が続く。ツツジの葉も赤く染まり始め秋を感じさせる。そんなことを楽しみながら考えているとあっと言う間に大源太山山頂である。山頂は思っていたより広く安全な感じである。山頂は視界が開けているが今日は曇りですっきりした山並は望めない。とは言え時々ガスの切れ間から群馬県側の谷ガ岳方面の山並が望めた。新潟県側に望めるはずの巻機山等は残念ながらガスの中であった。時々パラパラと雨が降り始めたので20分程山頂にいただけで下山を急いだ。下り始めたところで雨が降り始めた。上だけカッパを着たが直ぐ止みその後下山途中は雨が降らなかった。下山時の急登はロープが役にたった。大源太山は急傾斜なところもあるが途中からの展望の良い登山道や山頂からの眺望は素晴らしく記憶に残る山であった。大源太山から清水峠を超え朝日岳、白毛門へ続く道、また、蓬峠を越えて茂倉岳、一ノ倉岳、更に谷川岳に向かう道もあり谷川縦走の起点になる山でもある。
朝原にある登山口
登り:2時間50分 | 登山口(7:50)〜沢渡渉(8:20)〜大源太山山頂(10:40〜11:05) |
下り:2時間 | 大源太山山頂(11:05)〜沢渡渉(12:35)〜登山口(13:05) |
北沢に掛る立派な橋、ちょっと味気ない
沢渡渉には橋がない、水量が多いと心配
谷川岳方面
左から谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳の山並
平で狭くない山頂
大源太山山頂
もう少しで大源太山山頂
山頂付近の岩稜帯の登山道
イワショウブ
紅葉に秋の気配
リンドウ
ミヤマアキノキリンソウ
快適な登山道が続く
奥の山が大源太山
雲が掛った七ツ小屋山
木々の間から大源太山が見える
登山後、越後湯沢駅前にあるM氏友人のリゾートマンションで汗を流した。帰りは越後湯沢駅より上越線(在来線)に乗り、水上、渋川、新前橋経由で帰路についた。在来線の電車の旅ものんびりしていいものだ。途中、登山駅で名高い土樽駅、土合駅も通過し、上越国境を後にした。
<登山後記>