谷川岳

背後に見える笠ヶ岳、朝日岳、白毛門の山容

西黒尾根、ブナの樹林帯を登る

登り:4時間 西黒尾根登山口(7:50)〜ラクダのコル(10:00)〜トマの耳(11:20)〜オキの耳(11:50〜12:50)
下り:1時間30分 オキの耳(12:50)〜天神平ゴンドラ乗り場(14:20)   *ゴンドラで土合まで降りる

谷川岳は本当に素晴らしい山である。標高2000mに満たない山(1977m)であるが3000mクラスの山と同じような感動が味わえる。前回(10年前)は梅雨明けの猛暑の中、岩綾帯の巌剛新道を登る際、直射日光の暑さに汗だくになったことを今でも鮮明に覚えている。それ以来ずっと登りたいと思っていた西黒尾根を今回やっと登ることができた。ブナの大木の樹林帯の中、急登の登山道が続く登山者が少なく落ち着いて歩ける。途中大きな鉄塔を通過し、1時間半程すると展望の開けた岩稜帯に出る。前方上方には双耳峰の谷川岳山頂の姿が眼前に迫る。背後には白毛門、笠ヶ岳、朝日岳の雄姿が聳える。越後方面には先日登った大源太山その左には雪を被った巻機山が、東側には雪を被った至仏山や尾瀬笠ヶ岳、南側には上州武尊岳、赤城山等の山並が遠望できた。クサリの岩場を何度か登ると巌剛新道との出会いであるラクダのコルに着いた。巌剛新道を登って来た登山者が多いせいか、急に登山者の数が増えた。ここからは急な岩稜帯の登山道が続く。左側に天神尾根を右側にマチガ沢を見ながら急ではあるが快適な登山道を登る。今日は暑くもなく寒くもない絶好な登山日よりである。暫く登ると「氷河の足跡」と言われる大きな一枚岩が現れる。ここを登り上げ登山道の傾斜が緩くなると山頂は間近である。天神尾根からの登山道に合わさると谷川山頂(トマも耳)も近い。登山者の多いのにびっくりする。トマの耳(1963m)を後に最高峰のオキの耳(1977m)に向かう。山頂周辺西側斜面の紅葉は今が盛りであった。思っていたより秋が早く進んでいる。昨夜今年初めての雪も降ったようだ。山頂で眺望を堪能しながら昼食をとった後下山の途に着いた。天神尾根より下りゴンドラで土合の登山口まで降りた。天気に恵まれ最高の山行となった。

ホソバヒナウスユキソウ

ウメバチソウ

展望の良い天神尾根を下る

リンドウ

紅葉の時期にも見ることのできる高山植物

万太郎山、仙の倉山へ続く山並

天神尾根を下る登山者

オキの耳よりトマの耳山頂を望む

最高峰オキの耳山頂

眼下に見える谷川岳肩の小屋

トマの耳山頂

一枚岩の氷河の足跡

垂直のザンゲ岩(山頂間近)

多くの登山者が登る天神尾根

左トマの耳、右オキの耳の双耳峰

山頂を目指して西黒尾根の急登を登る

クサリが連続する登り

天神平を望む 左後は赤城山

マチガサワの上部は谷川岳山頂

オキの耳への登山道 山頂付近は紅葉の盛り

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