秩父お遍路

(09.04.08)

昨年に続き2度目の秩父お遍路である。今回は群馬の仲間2人と埼玉の仲間2人と私の5人で歩くことになった。今日は31番札所「観音院」から32番札所「法性寺」までの12キロを歩く。途中、峠越えの登りの道もある。観音院は本堂が高いところに位置しているので、杉木立の中、階段で高いところまで登らなければならない。登りきったところにある本堂は絶壁に囲まれている。よくぞこのような場所に建立したものだ。31番札所を後に、32番札所に向う。途中、満開のソメイヨシノを見ながら歩くのは何とも気持ちがよい。お遍路を歩くは今の時期が最適かも知れない。昼食は小鹿野町で有名な「わらじかつ丼」を食べた。大きいかつ丼かと思っていたら、そうではなく、わらじの形をしたかつ丼であった。お腹が空いていたこともあるが結構美味しかった。ここから大日峠を越え、32番札所の法性寺まで歩いた。峠越えは山登りと同じ感覚であった。大日峠を超え下って行くと32番札所法性寺がある。このお寺は大きくはないが、奥の院への道は傾斜のきつい登山道のようである。最後、クサリを登り上げると片側は絶壁で足が竦むほどの岩場であった。山頂には阿弥陀如来が祭られていた。今日は低山ハイクのようなお遍路であった。また、天気も良く絶好のお遍路日よりであった。

静かな観音院

長い階段を登る

31番札所 観音院入口

絶壁に囲まれた観音院

<観音院>

山頂の岩場にある「阿弥陀如来」の像

秩父の名峰、武甲山を望む

水子地蔵、地蔵寺の桜、今が満開

観音院は秩父31番札所であるとともに日本100番観音の一つになっている。昭和47年に再建され、札所のうち最も新しい。本堂周辺には、多数の磨崖仏、石仏群、隠れ洞窟などがある。観音院から観音山(698m)に通じている。

<地蔵寺>

水子地蔵で有名な地蔵寺は昭和46年に建立され、それぞれ風車を持った無数の水子地蔵が祭られている。

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奥の院

奥の院の上部のクサリ場を登る

32番札所 法性寺、階段脇には岩ツツジが咲く

小鹿野町で有名なわらじかつ丼

黄色の花弁のヒカゲツツジ

観音院の脇に咲くイワウチワ

階段脇に咲く菜の花

岩ツツジ