登山日 | 09.04.18 | 標高 | 1,368m | 天気 | 曇りのち晴れ | 同行者 | H氏・I氏 |
登り:2時間30分 | 荒船不動尊下駐車場(9:15)〜星尾峠との分岐〜御山〜兜岩山山頂〜兜岩山端面(11:45〜13:00) |
下り:2時間 | 兜岩山西端(13:00)〜兜岩山山頂〜御山と星尾峠との分岐〜星尾峠〜荒船不動尊〜駐車場(15:00) |
大小山以来3人での二回目の山行である。そろそろアカヤシオが良いのではと西上州に向う。アカヤシオが咲いているかどうか不安であったが、私の希望で兜岩山に向かう。兜岩山をI氏は以前登ったことがあるようであるがH氏は初めてとのことであった。国道254号線を内山峠に向かう。内山トンネルを過ぎ左折、登山口駐車場に着く。駐車場には数台しか置けないかなと思っていなら、20台程止められるりっぱな駐車場があったのでびっくりした。身支度を整え駐車場奥の登山道をゆっくり歩き始める。クマザサが茂っていてあまり良い道ではない。しばらく進むと星尾峠からの道に交差する。ここを右折、田口峠方面に進む。カラマツ林の中を更に進むと、兜岩山方面と御山方面の分岐があり、右に進と御山山頂である。りっぱな銅像が立っていた。(木曾の御嶽山までは遠いのでこの地に御山…銅像をつくったと言われている。)今日は春とは言え空気が澄んでいたので木々の間から残雪を被った北アルプスの山並がはっきりと遠望できた。御山を後に分岐まで戻り、右折し兜岩山に向う。ここから先には三つのロウソク岩が立っている。孫ロウソク岩、子ロウソク岩、ロウソク岩である。これらのロウソク岩の右側を巻きながら進む。この辺りは北側斜面になるため日陰で所々残雪もあり滑る所もあった。最後の一番大きなロウソク岩を過ぎ、田口峠との分岐を右折し急登を登り上げると兜岩山山頂である。ここは樹林帯に囲まれ眺望がきかないので西端まで進む。ここからは遮るものがなく、素晴らしい展望であった。遠方には雪を被った穂高岳、槍ガ岳等の北アルプス、また、その右側には針ノ木岳、鹿島槍ガ岳、五竜岳、唐松岳、白馬岳等の後立山連峰の山並がくっきりと望めた。目の前には八ガ岳や浅間山、そして、すぐ前には御座山や茂来山など、県境の山々も望めた。兜岩山は西上州の最西端にあり、西側、北側に遮るものがなく、船の先端のような場所である。なんとも素晴らしい眺望であった。残念であったのはアカヤシオが蕾の状態であったことである。一週間から10日程早いようである。この山は標高も高く、西北に位置し冷たい風があたる場所であるからも知れない。眺望を楽しんた後、下山の途についた。帰路、荒船の湯で汗を流した。ここで新発見、荒船の湯の露天風呂から物語山を望むことが出来たからである。山頂付近がアカヤシオで真っ赤に染まっていた。兜岩山の山頂で見られなかったアカヤシオが露天風呂から見られたことでささやかな満足が得られた。
下山途中、兜岩山を振り返る
星尾峠、左は経塚山、右は兜岩山
下山途中、眼下に立岩を望む
ロウソク岩を見ながら下山
アカヤシオの蕾
樹林帯の兜岩山山頂
茂来山
御座山
浅間山の雄姿
八ガ岳の山並、左手前は茂来山
後立山連邦の山並、左から鹿島槍ガ岳、五竜岳、唐松岳、白馬岳等を遠望
北アルプスの山並、左側に穂高岳、大キレット等を遠望
背後の経塚山(荒船山)
左側に望む立岩
手前にある孫ロウソク岩
御山山頂の銅像
登山道脇に咲くハシリドコロ