登山日 | 09.05.02 | 標高 | 1,506m | 天気 | 快晴 | 同行者 | H氏 |
岩壁に似合うアカヤシオ
左、大山、右、倉門山(白い花はアセビ)
山頂より帳付山を望む
登り:2時間15分 | 天丸山(天丸橋)登山口(9:00)〜大山との分岐〜倉門山〜天丸山山頂(11:15〜12:15) |
下り:2時間 | 天丸山山頂(12:15)〜倉門山〜大山との分岐〜天丸山登山口(14:15) |
岩壁を飾る真っ赤なアカヤシオを期待して群馬の秘峰、天丸山(1506M)に向かった。本庄から鬼石、万場、中里、上野へと車を進めた。上野村で左折し野栗沢沿いに進む。更に奥名郷の集落を過ぎ、登山口のある天丸橋まで進んだ。身支度を整えいざスタート。沢沿いを歩き始めると傍らにはハシリドコロ、ヤマエンゴサク、スミレ等の花が迎えてくれた。更に進むと、新緑に囲まれた見事な滝がであり、しばしの間、見入ってしまった。急登な登山道が1時間程続いた。登山道ははっきりしていて歩き易い。表示も所々にあり、安心である。途中、ハシリドコロ、コバイケソウの群生地がある。ハシリドコロは花が今が盛りと咲いていたが、コバイケソウの花まだ咲いていない。歩き易い登山道を登り上げると大山との分岐に出る。歩き始めて1時間半程である。ここからは稜線歩きで気持ちが良い。思ったより多くはないがアカヤシオの花も咲いている。樹林帯の倉門山を過ぎると突然岩峰鋭い天丸山の全貌が姿を表す。岩峰直下から50m程の登りである。少し太めのロープが山頂まで繋がっている。垂直に近い岩場ではあるが、足元がしっかりしていてあまり怖さを感じない。足場を確認しながら、時々ロープを支えに山頂まで一気に登る。岩壁にはアカヤシオが似合う。盛りを少し過ぎたようである。山頂は360度の展望である。直ぐ先には帳付山、背後には倉門山と大山が見える。帳付山まではここから1時間半程だと言うが、いつか登りたいものである。帳付山の右側には雪は被った八ガ岳、更に左には甲武信ガ岳(?)、更に左には両神山等の山並が望めた。山頂には我ら二人、なんとも贅沢で山を独占と言った感じであった。さすが群馬の秘峰である。山頂で展望を楽しみながら昼食をとり、垂直の岩場を下り、アカヤシオの登山道を下山の途に着いた。アカヤシオ、岩場と変化に富んだ楽しい山行であった。なお、本日出会った登山者は一人だけであった。次回、もう一つの秘峰「諏訪山」に登りたいものである。
樹林帯の倉門山山頂
天丸山を振り返る
稜線を飾るアカヤシオ
展望の素晴らしい天丸山山頂(506m)
太いロープが山頂まで50m程繋がる
岩壁に似合うアカヤシオ
50mの岩壁、足場がしっかりしていて登り易い
稜線に咲くアカヤシオ
表示があり分かり易い
コバイコソウの群生地の中を登る
シロバナエンレイソウ
快適な沢添いの登山道
エイザンスミレ
新緑の中、見事な滝
ヤマエンゴサク
ハシリドコロの群生地
新緑の中、明るい沢添いの登山道