登山日 | 05.21 | 標高 | 1592m(高岳) | 天気 | 曇り、強風 | 同行者 | 妻 |
今日は仙酔峡のロープウェーで火口東駅まで上がり、そこから火口展望遊歩道経由で中岳、高岳と登ろうと思っていたが、朝から風が強くロープウェーは動かないと言う。しかたなく、急遽、仙酔峡尾根(馬鹿尾根)から登ることにする。ミヤマキリシマの群生地を通り尾根に取りつく。岩場の急登で歩きずらい登山道である。登山道と言う感じではなく岩の道である。目印があり道に迷うことはない。直登のコースで高度がどんどん上がる。中間点に印がある。上を見上げるとまだまだ先は長く上りの登山道が続く。ロープのある急登を登り上げると一段と急登になる。岩を掴みながら登ると突然高岳との分岐に出る。尾根に出ると風が一段と強く体がバランスを崩しそうになる。風に飛ばされないように腰を低くして尾根を高岳に向かう。あっと言う間に高岳山頂である。強風のためか登山者は誰もいない。山頂で手短に写真を撮り、強風の中、中岳に向かう。ここから道幅の狭い尾根道が続く。阿蘇山西駅との分岐を右へ折れ火口展望遊歩道方面に進む。火口展望台から阿蘇山の火口を見る。第1火口、第2火口、第3火口、第4火口とあり、見る者を圧倒するばかりの迫力であった。火口からは白いガスが噴出していた。恐怖を感じる程の景色である。ロープウェーの建屋で休憩をした後、遊歩道を下山した。仙酔峡のミヤマキリシマの群生地はピークを過ぎた感じはするがまだまだ楽しめた。もう少し優しい山かと思っていたが、火山ガスや崩れやすい岩等結構危険を感じる山であった。
登り:2時間50分 | 仙酔峡登山口(9:10)〜仙酔峡尾根〜高岳との分岐(11:50)〜高岳(12:00) |
下り:2時間 | 高岳(12:00)〜中岳〜仙酔峡火口東駅〜仙酔峡登山口(14:00) |
岩場の急登を登る、向いは仙酔峡遊歩道
ミヤマキリシマ群生地より仙酔峡尾根に取りつく
仙酔峡のミヤマキリシマ群生地
仙酔峡尾根を望む
遊歩道脇にある強力な避難小屋
大きな火口が四つある
阿蘇山西駅への稜線
迫力満点の火口
火口から火山ガスが噴出
中岳への稜線が続く
強風の高岳山頂
目印はしっかりしている
左側にトラヶ峰と鷲ヶ峰を仰ぐ
岩綾帯の急登が続く
九重連峰を遠望