今回は一つ気になっていることがあった。国立青年の家周辺の松枯れの進行状態である。年々松枯れが進んでいるようである。案の定、青年の家周辺の松の木は殆どが涸れている。多くの涸れた松の木はすでに伐採されているが、一部は伐採去れずに立ち枯れのまま残っている。見るに堪えない程無残である。青年の家の下の方は伐採された跡地の再開発が進められていた。復旧させるのも大変な事業である。コナラ等の木を植えるのだと言う。松枯れの原因は「松くい虫」とも「酸性霧」とも言われている。私自身は「酸性霧」が原因だと思っているが、「松くい虫」説が有力の様である。話は変わるが今回は赤城の荒山と鍋割山を散策した。森林公園から歩き始めるとツツジではなく、「雨降らしゼミ」が出迎えてくれた。今の時期、ビー、ビーと、大変うるさい感じだ。ツツジの最盛期であれば20分程するとヤマツツジのトンネルであるが、すでに最盛期は過ぎてしまっていた。芝の広場付近まで来ると名残のヤマツツジが咲いていた。芝の広場を直進し小沼方面に向う、更に軽沢峠手前を左に折れ荒山に向かった。途中「ひさし岩」からの眺望が素晴らしい。地蔵岳、黒檜山、長七郎山が望めた。ここからはベニサラサドウダンツツジの木が多い。ピークは少し過ぎた感じがするがまだまだ見ごたえがあった。荒山山頂からはガスが掛っていて遠望はできなかった。休憩をとった後、ガスの掛った鍋割山を見ながら荒山高原に下った。荒山高原は中高年登山者や幼稚園ハイカー達で賑わっていた。この後、鍋割山に向かった。鍋割山の稜線に咲くツツジも殆ど涸れていた。でも気持ちの良い稜線散歩が楽しめた。
登山口付近 ヤマボウシ
登山口付近 エゴの木
荒山高原に下る快適な登山道
芝の広場から荒山を望む
鍋割山に向かう快適な登山道
荒山高原より荒山を振返る
ガスが掛る鍋割山を見ながら下る
ミヤマキンポウゲ
展望の良い「ひさし岩」
地蔵岳、黒檜山、長七郎山を望む
青年の家付近の松枯れが無残
荒山、軽沢峠との分岐にある避難小屋
荒山山頂より鈴ガ岳を望む
荒山山頂
名残のヤマツツジ
ガスの掛った稜線
鍋割山山頂
荒山山頂に咲く白い花(名前不明)
レンゲツツジと地蔵岳
この辺りはベニサラサドウダンンツツジが多い
小沼方面に向う快適な登山道
芝の広場の分岐を直進