湯の丸山
2,101m
09.06.26

レンゲツツジの大群落が迎えてくれた

山行日 09.06.26 天気 快晴 レンゲツツジ、イワカガミ、他 同行者 SNSメンバー等4人

SNSメンバーでの3回目の山行である。今回の山行は群馬県と長野県の県境に位置しレンゲツツジの大群落で有名な湯ノ丸山である。天気は梅雨の合間の絶好な天気であった。北関東自動車道の前橋駒形ICで乗り信越高速の小諸ICで降りた。小諸ICまで行くと通勤割引の条件である100キロを超えるのではないかと不安があったが、ぎりぎりOKで高速代は半額の1300円であった。小諸ICから登山口のある地蔵峠までは20分程であった。登山口わきにある駐車場で身支度を整え、湯ノ丸山スキー場リフトの下の急登を登った。傍らにはレンゲツツジが咲き、牧場には牛が戯れていた。何とものどかな感じである。20分程で急登を登り終え、ツツジ平に向う。ツツジ平のレンゲツツジは今が最盛期で素晴らしいものがあった。山の中腹にこんなにレンゲツツジが群生している山は他にないのではないかと思う。レンゲツツジが咲き誇っている背後には鈍重な馬の背のような湯ノ丸山の姿が望める。この風景を見ていると、人気の理由が分かる気がする。大群落のツツジ平を過ぎると本来の登山道に戻る。周囲にはレンゲツツジやズミノキ、ベニサラサドウダンツツジ等の花が咲いていた。また、傍らには、イワカガミ、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、ミツバオウレン等の高山植物も可憐に咲いていた。遠方北側には根子岳と四阿山が南側には蓼科山、そして背後には籠ノ登山、更に噴煙をあげる浅間山の雄姿も望めた。眼下にはツツジ平のレンゲツツジが山肌を染め真っ赤なジュータンのように見えた。歩き始めてから約2時間、南峰に着いた。山頂は360度の大展望で目の前には優美な烏帽子岳の姿が迫った。北峰まで馬の背のような稜線を気持ち良く歩いた。北峰は南峰と違い、大きな岩が並んでいる山頂であった。ここで眺望を楽しみながら、ゆっくり昼食をとった。山頂で飲むコーヒーは何とも言えない。この後、烏帽子岳に向かう予定であったが、仲間の一人が膝の具合が悪いとのことで、烏帽子岳は断念し、烏帽子岳に向かう、鞍部まで下り、カラマツ林の登山道を地蔵峠に戻った。レンゲツツジの大群落、イワカガミ等の高山植物、山頂からの大展望等、充分堪能できた山行であった。

牛が戯れる牧場の中を登る

下山時、カラマツ林が続く

下山時の登山道わきに咲くマイヅルソウ

湯ノ丸山と烏帽子岳の鞍部

鞍部より烏帽子岳を仰ぐ

馬の背のように広い南峰山頂

大きな岩が並ぶ北峰山頂

南峰山頂付近、イワカガミの群落

北峰に続く快適な登山道

南峰山頂より優美な烏帽子岳を望む

南峰山頂より浅間山(一番後ろ)を望む

ゴゼンタチバナ

ベニサラサドウダンツツジ

湯ノ丸山はイワカガミが多い

ツマトリソウ

今が最盛期のレンゲツツジ

レンゲツツジの中を湯ノ丸山に向う

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