四ツ又山・鹿岳
4月29日
岩峰に映えるアカヤシオ

新緑が眩しい裾野

下山時、岩峰を振り返る

朝起きると、空はどんより曇っている。でも、予報では午後から回復するとのことなので、期待しながら出かける。H氏と7時に待ち合せし、予定通り出発する。藤岡でI氏と落ち合い、254号線を下仁田に向かう。下仁田の町から南牧村方面に向う。途中、右折し南牧川に掛る小沢橋を渡る。大久保の集落にある四ツ又山登山口付近の路肩に車を留める。身支度を整え9時、沢を右に見ながら歩き始める。新緑に似合う滝が見事である。水量も多く見ごたえがある。杉木立に覆われた登山道を登りつめると大天狗の書かれた尾根に出る。雨が強くなってき来たので、カッパを着る。分岐を左に折れ、暫く登り、マメガタ峠に行く道を左に分け、急登を登りつめると四ツ又山山頂(899m)である。途中、ミツバツツジは所々に咲いていたがアカヤシオが中々見られない。山頂に登り上げると期待していたアカヤシオが咲いていた。山頂より鹿岳の岩稜帯が望めると思ったがガスに包まれ、残念ながら鹿岳の雄姿が見えない。山頂で少し休憩を取った後、山頂を後にする。

鹿岳(二ノ岳)山頂より北側を望む

一ノ岳の岩峰

一ノ岳を後に二ノ岳に向かう

一ノ岳山頂より360度の大展望を満喫する

岩峰にアカヤシオが本当に似合う。時期も最高であった。空も晴れ渡り、360度の大展望であった。残雪の浅間山、八ガ岳連峰、そして、上越国境の山々等が望めた。鹿岳は紅葉も良いが、春も素晴らしい山である。この山は二つのこぶが特徴で群馬のどの山から見ても分かる。四ツ又山から鹿岳を回るコースも最高だ。

アカヤシオの背後に垂直に立つ一ノ岳を仰ぐ

見頃のアカヤシオ

アカヤシオに囲まれた四ツ又山山頂

四ツ又山登山口(10台程駐車できる)

一ノ岳より二ノ岳の岩峰を望む

アカヤシオで染まる稜線

四ツ又山を振り返る

天気も回復し、アカヤシオの背後に遠方も望める

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四ツ又山山頂より、2峰、3峰、4峰のピークを越え、急傾斜の登山道を下ると、四ツ又山と鹿岳の鞍部のマメガタ峠に着く。この辺りなると薄日も差して来る。鹿岳への期待が高まる。一歩一歩足を進めると目の前に垂直に立つ一ノ岳の岩峰が迫る。凄い迫力である。ここから、登山道は岩稜帯の右を巻きながら進む。一ノ岳の絶壁の脇ににロープが張られている。危険な所はない。

二ノ岳よりの遠望

梯子をニノ岳に登る

新緑の中、沢沿いを登る

下山は二ノ岳山頂より北側へ、木々岩峠方面から下高原へ降りる。急傾斜の登山道をロープを使って降りるが、人があまり歩かないためか少し不明瞭な所があり、お勧めできない。急な登山道をいっきに下った。最後は少し長い林道が続いた。歩き始めて7時間、駐車場所に着いた。大久保から四ツ又山、ニノ岳、一ノ岳、下高原、そして、大久保と一周したことになる。アカヤシオと岩峰歩きを満喫出来た素晴らしい山行であった。富岡の温泉で汗を流し帰路に着いた。

岩峰を巻きながら登る

一ノ岳の岩峰が迫る

四ツ又山と鹿岳の鞍部、マメガタ峠

ガスに包まれたアカヤシオ