吾妻山

登山日 05.2.6 天気 晴れ(風強い) 標高 481m 場所 桐生 単独

 昨日はA氏夫妻、S氏、そして我等夫婦の5人で県民会館であった岩崎元郎氏の講演会「演題:日本の名山、群馬の名山」に行って来た。岩崎氏は大学の先輩でもあるせいか、何か親しみを感じる。氏は最近、深田久弥氏の百名山に変わる新百名山を発表した。群馬の山は二つしか選ばれていない。一つが谷川岳、もう一つが荒船山である。なぜこの二つが選ばれたか話を聞いて理由が良くわかった。谷川岳は氏が若かりし頃、何回も岩登りに通った思い出深い山であること、荒船山は氏が西上州の山が好きで、読者に西上州の山に興味を持って貰いたいという理由のようだ。一度、氏の話を聞いてみたいと思っていたので、良いチャンスに恵まれた。帰りに、いつも仲睦ましいH氏夫妻にお会いした。今年になって行道山に登ったようだ。相変わらず精力的である。ところで吾妻山は今年初めての山行である。昨年は1月31日、一昨年は2月1日に歩き始めたから、今年は一週間程遅い歩き始めだ。吾妻山は一昨年の12月鳴神山から吾妻山まで縦走した時以来の山行である。今年は例年に比べて雪の多い山が目立つ中で、吾妻山は雪のない数少ない山である。桐生の吾妻公園から歩き始め山頂まで40分程で登れる。今日は風は冷たいが天気が良かったせいか多くのハイカーが登っていた。山頂は人だかりであった。山頂からの眺望は素晴らしく、眼下には渡良瀬川と桐生川に挟まれた桐生市街地が、そして、南から南西方面には富士山や東京の高層ビルも見えた。また、西側から北側にかけて、雪に覆われた八ガ岳、浅間山、赤城山、袈裟丸山等も望めた。山頂で30分程休み、北側の鳴神山方面に向かった。途中、女山(雌吾妻山)山頂の前に立つ.反射板の前を通り、稜線を村松峠まで歩いた。左側、雑木林越しには浅間山、赤城山、袈裟丸山が見え隠れした。稜線は冷たい北風が吹いていた。鞍部にある村松峠から、右に曲がり杉木立の村松沢沿いを桐生の市街地まで下りた。民家の点在する中を吾妻公園まで歩いた。途中、何本か梅の花が咲き始めていた。休憩時間を除けば2時間程で歩ける行程である。短い時間ではあったが、気持ち良い陽だまりハイクができた。

コースタイム 吾妻公園駐車場(9:50)〜吾妻山山頂(10:30〜11:00)〜村松峠
(11:30)〜吾妻公園駐車場(12:20)

吾妻公園より吾妻山を望む

山頂手前の登山道

吾妻山山頂(481m)

渡良瀬川と桐生市街地

雪雲に覆われた赤城山

稜線より袈裟丸山を望む

稜線より真っ白な浅間山を望む

村松峠を右へ下りる

梅が咲き始める

光明寺参道から吾妻公園へ戻る

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