震災もあり、山から暫く遠ざかっていたが、久しぶりの山行である。前から気になっていたコースを歩くことにした。秩父の生川登山口から武甲山に登り、小持山から大持山そして妻坂峠から登山口に戻るコースである。予報では天気は良いはずであったが雲が掛っていて残念ながらあまり良くなかった。それでも登山口に着くと15台程の車が駐車していた。以前来た時はあまり駐車場が広くない記憶があったが今回整備され広くなっていることに驚いた。流石に埼玉では人気の山、武甲山登山口である。歩き始めイワナの養殖場を過ぎると直ぐに不動滝がある。暫く表参道の鬱蒼とした杉木立の中を歩く。道は所々ぬかっていて歩き辛い。傍らには丁目表示があり山頂まで続く。登山口の鳥居が一丁目で、山頂の御嶽神社が五十二丁目である。途中杉の巨木がある。傾斜の緩い登山道を二時間程歩くとりっぱな社殿のある山頂に着く。残念ながら北側奥に位置する山頂からの展望は全くきかない。前回登った時は素晴らしい眺望であったことを思い出す。眼下に見えるはずの武甲山北面の無残な姿も望めない。山頂で少し休憩を取った後、子持山、そして大持山に向かう。天気が良ければ自然林の中、快適な稜線と思えるが、今日は展望がきかず、足元を確認しながあら足早に歩く。稜線はアセビの木が多く花も咲いている。もう少しすればミツバツツジやアカヤシオツツジが咲く稜線である。今年は普段の年より開花が一週間から10日程遅いようだ。大持山から妻坂峠に下る道は歩きずらい登山道である。歩行時間は休憩を含め6時間程、次回は天気の良い日に稜線歩きをしたいものだ。今回は右側から回るコース歩いたが左側から回ってもあまり変わらないかも知れない。満願の湯で汗を流し帰路に着いた。
ガスの中、杉木立の表参道を登る。
整備された広い駐車場
登山口の鳥居
ギブシ
岩場が続く稜線
稜線北面に残る雪
大持山山頂
小持山山頂
稜線上に咲くアセビの花
武甲山山頂
不動滝
妻坂峠