浅草岳(標高1,586m)
7月17日

念願の浅草岳登山である。数年前から、毎年今年こそはと思っていたが今迄登れなかった山である。ヒメサユリは初夏にしか咲かない。今回は時期が少し遅く、見ることができるか不安であった。新潟の夏山は非常に暑いと聞いていた。それは標高もあまり高くなく、風もなく湿度が高いことによるものだと思える。案の定今回も想像を絶する暑さであった。S氏とH氏とS社の駐車場で4時半に待会わせた。関越道を走り、新潟小出ICで降りる。ここでM氏夫妻と待合わせする。5人で登山口のあるネズモチ平に向かう。途中道を間違え1時間程ロスをするが無事到着する。ネズモチ平登山口の駐車場にはすでに30台程の車が停まっていた。流石に人気の山である。身支度を整え出発する。湿った登山道は歩きずらい。このコースは下らない方がよさそうだ。暑さの中、ブナに囲まれた急登を2時間程登ると前方が開け雪渓が現れる。背後には名峰守門岳も望める。この辺りから登山道も緩やかになり快適である。回りには池塘も点在してる。傾斜の緩い登山道の先には浅草岳山頂も見える。雪渓の傍らに念願のヒメサユリが咲いていた。時期が遅いせいがあまり多くはない。やっと巡り会えた。爽やかな薄いピンクである。湿原の木道を過ぎ、傾斜の緩い登山道を登り上げると浅草岳山頂である。広くない山頂である。標高はあまり高くないが展望は素晴らしく、守門岳、平ヶ岳、巻機山、越後駒ヶ岳、八海山、等、新潟の名峰が望め360度の大展望であった。山頂で昼食をとりながら1時間程、展望を楽しんだ。下山道は桜ゾネ経由で下りた。こちらのコースは展望も良く、ヒメサユリも多く咲いていた。傾斜も緩く歩き易い。ただ、何と言っても暑い、こんな夏山はまれである。それでも念願のヒメサユリが見られて大変満足している。日帰り温泉で汗を流し帰路に着いた。

可憐なヒメサユリ

登る途中、背後に守門岳を望む

ネズモチ平の広い駐車場、M氏の名車

守門岳を見ながら下る

湿原の上に守門岳を望む

コメツツジ

ひっそり咲くイワカガミ

快適な登山道の先に見える浅草岳

突然前が開け雪渓が現れる。雪渓を横切る。

モウセンゴケ

山頂付近に点在する地塘

展望も素晴らしい快適な高層湿原

眼下に見える田子倉湖

展望を楽しみながらの下山

展望の素晴らしい浅草岳山頂(1,586m)

ニッコウキスゲ

湿原で風に揺れるワタスゲ

念願のヒメサユリとの出会い

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