鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳)
(10月1日〜3日)

<10月3日>

甲斐駒ヶ岳、北岳の山頂から見たオベリスク(地蔵岳)が忘れられない。やっと念願が叶った山行である。午後2時、H氏と自宅を出発、信越高速道佐久ICで降り韮崎方面に向かう。途中八ケ岳は霧に包まれて望めない。韮崎から青木鉱泉に向かうが道がはっきりしない。何とか登山口のある青木鉱泉に着いた。駐車場(車)で一泊する。車中泊ではあるがゆっくり眠れた。翌朝6時出発、ドンドコ沢コースを登る。途中、豪快な滝が連続する。滝を励みに急登を登る。歩き始めて5時間10分、鳳凰小屋に到着する。

昨夜は日曜日と言うこともあり、空いていてラーキーであった。宿泊者は24名と少なく、ゆっくり眠ることができた。朝は零下に成るほどで寒い夜であった。6時朝食、今日は薬師岳からの展望を楽しんだ後、下山するだけなので余裕があった。6時半小屋を出発。薬師岳山頂で眺望を楽しんだ後、7時、中道を青木鉱泉に向かい下山の途に着く。4時間弱で登山口の青木鉱泉に着く。標高差1700mの下りであった。青木鉱泉で汗を流し帰路に着いた。

白峰三山を見ながら稜線を歩く

地蔵岳を振り返る

最高峰、観音岳山頂(2,840m)

観音岳に向かう

<10月2日>

青木鉱泉

仙丈ヶ岳

白峰三山(薬師岳山頂より)

名残のタカネビランジに感激

観音岳への途中、地蔵岳を振り返る

賽ノ河原

北岳

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日帰り登山者が多いのに驚いた。登山スタート時、二人の若い男女が日帰りすると言う。地蔵岳山頂付近で会った男性の3人組、そして、男性の単独登山者も其々日帰りをすると言う。早くても12時間位掛ると思う。この時期、日暮れも早いので2〜3時位、暗い登山道を歩くと思える。何でそんなに先を急ぐのであろうか‥。

<後書き>

鳳凰三山は想像以上に素晴らしい山であった。ドンドコ沢の豪快な滝、白砂の中、白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)や甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、富士山を見ながらの稜線歩き、そして幸いにも名残のタカネビランジも見ることができた。季節外れとは言えタカネビランジを見ることができたのは本当にラッキーであった。

樹林帯の下山道

下山途中、御座石

薬師岳付近の黄葉

雄大な北岳

八ケ岳連峰を遠望

眼下に甲府盆地

早朝の観音岳

塩見岳も遠望

宿泊予定の薬師岳小屋に3時半に到着、歩き始めて9時間30分であった。今日の山行は標高差2000m程を歩いたことになる。結構ハードな工程であった。薬師岳小屋は南アルプスらしく素朴な山小屋であった。小屋は薬師岳から5分程下ったところにあり、素晴らしい場所に位置している。

今晩の宿、素朴な薬師岳小屋

広々とした薬師岳山頂

白砂の薬師岳山頂(背後は北岳)

薬師岳への途中、黄葉の観音岳を振り返る

白砂の快適な稜線

稜線の黄葉(背後は白峰三山)

前方に薬師岳を望む

薬師岳の上に僅かに見える富士山

オベリスク(地蔵岳)

先端に人影(高さ18mの岩))

優美な仙丈ヶ岳

甲斐駒ヶ岳の鋭峰

背後に観音岳

歩きずらい砂地の急登を登る

鳳凰小屋に一泊する予定であったが、11時を少し過ぎたところであり、予定を変更し昼食をとって地蔵岳に向かう。歩きずらい砂地の急登を登り詰めると賽ノ河原である。前方にはオベリスクが天に向かって聳えている。

鳳凰小屋

豪快な滝が連続する(南精進滝、鳳凰の滝、白糸の滝、五色の滝)

ドンドコ沢の中で一番豪快な五色の滝