甲武信岳
登山日 | 05.6.5 | 標高 | 2,475m | 天気 | 曇り・雨 | 同行者 | H氏・他6名 |
日光の竜頭の滝を思わせるナメ滝
登り:3時間40分 | 毛木平登山口(8:00)〜ナメ滝〜千曲川水源地(11:00)〜山頂(11:40) |
下り:3時間 | 山頂(12:50)〜千曲川水源地(13:20)〜ナメ滝〜毛木平登山口(15:50) |
水源地まではずっと傾斜の緩い登山道であったが、水源地からは一揆に急登になった。急登を25分程登ると、国師ガ岳、金峰山に向かう道への分岐のある稜線に出た。ここから傾斜の緩い登山道を少し行くと突然、視界が開けた。そして、急なガレ場を15分程登ると甲武信岳山頂に着いた。
朝5時、集合場所を出発、関越高速から信越高速に乗り、佐久インターで降りた。141号線を佐久市から野辺山方面に向かい、市場の信号を左折、途中金峰山に登る登山口のある廻り目平への道を分けて信州、川上村の登山口、毛木平に向かった。7時30分、甲武信岳登山口に到着。登山口の駐車場は、思ったより広く、すでに70台程の車が停まっていた。たくさんの登山者が来ているのにはびっくりした。身支度を整え、出発。道幅の広い林道を歩き始めた。十文字峠への道を左に分け、林道右側にある神社の前を通り過ぎると、林道が突然、狭くなり、登山道へと変わった。千曲川源流沿いの白樺、唐松林の傾斜の緩い登山道を歩き続けた。登山道は大変歩き易い。歩くに従って、沢幅が狭くなり、水量も段々少なくなってくる。登山道も苔むす樹林帯に囲まれいた。如何にも奥秩父の深山の雰囲気だ。歩き始めて3時間、千曲川・信濃川の水源地表示のある標高2200地点に着いた。確かにこの地点より上には沢がなく、水が湧き出ている個所も確認できた。甲武信岳は千曲川の他に荒川、笛吹川、三つの源流になっている深山である。
甲武信岳は山梨、埼玉、信州の三県にまたがっているが、登山口のある毛木平は長野、そして、山頂は埼玉である。山の特徴は「森林と渓谷」である。今日、登り始めは少し晴れていたが、登るに従って雲行きが怪しくなり、山頂では残念ながらガスが掛かっており、眺望がきかず、下山時は雨にたたられてしまった。でも奥深い森林と千曲川源流の雰囲気は充分堪能できた。次回来る時は是非、十文字峠のシャクナゲを見たいものだ。
苔むす森林の中、千曲川源流が流れる
千曲川源流沿いを3時間程歩く
千曲川・信濃川水源地点
山頂から三宝山を望む
山頂から十文字峠への表示
国師ガ岳、金峰山への分岐
甲武信岳山頂