焼 岳

登山日 05.7.9 標高 2,393 天気 曇り・小雨 同行者 妻・A氏・S氏
登り:3時間30分 新中の湯温泉登山口(7:45)〜中の湯温泉からの出合(9:40)〜北峰山頂(11:15)
下り:2時間30分 北峰山頂(12:30)〜新中の湯温泉登山口(15:00)

噴火口の右側から山頂へ

自宅を3時30分に出発、A氏宅でA氏、S氏と待ち合わせし、4時にA氏宅を出発した。前橋南ICより信越高速に乗り、高崎JC,藤岡JCから長野方面に向かい、更埴JCより松本方面に向かった。梓川SAで休憩した後、6時、松本ICで降りた。158号線を上高地方面に向かうが、途中、沢渡大橋付近の通行止めの表示があった。通行止めの沢渡大橋手前を左折した。巻き道は乗鞍高原、白骨温泉を通って、158号線沢渡の上高地側に出る道であった。当初の到着予定時間より30分程遅れ、7時30分に新中の湯温泉登山口に到着した。安房トンネル手前を右折し旧道安房峠への道を少し行くと10台程停まれる駐車場があった。登山口は駐車場の目の前であった。身支度を整え7時45分、樹林帯の登山道を歩き始めた。初めはクマザサとシラビソの大木の中、急登の登山道であった。曇ってはいたが、登山口からは奥穂から前穂の山並みも望め、先行きの期待を抱かせた。樹林帯の中、急登の登山道を2時間程歩くと、中の湯温泉からの出合いに着いた。出合いからは、薄っすらとガスの掛かった山頂方面が望めた。

ガスの噴煙の異様な臭いのする山頂は、あまり長く居るのは危険な感じさえする雰囲気であった。今日は周囲は曇っていて、穂高や笠ガ岳等の山並みは残念ながら望めなかった。ただ、眼下には、焼岳小屋、新穂高温泉、中尾温泉、また、梓川の流れる上高地等が見えた。火口湖付近で昼食を楽しんだ後、下山の途に着いた。下山時、半分程下った頃から雨が降り始めた。樹林帯は歩き憎い登山道であったが2時間半程で登山口に着いた。今度来る時は秋の紅葉の時期が良いかもしない。

左は上高地、中尾温泉へ下る

傾斜のきつい岩の登山道を1時間20分程登り詰めると南峰と北峰の鞍部に出た。突然目の前が開け、澄んだ水を湛えた火口湖が現れた。南側には今にも崩れそうな南峰(登山禁止)が聳え、北側には、噴煙を出している北峰が眼前に迫った。山頂付近は奇岩とも思える尖った岩がいくつも聳えていた。また、噴煙は異様な臭いで、何か危険な感じさえした。鞍部から北峰下部の右側をトラバースして登って行くと、上高地方面からの登山道と出合い、噴煙の湧き出ている岩の右側を登りつめると、焼岳の北峰山頂に着いた。歩き始めてから3時間30分であった。

この山にはナナカマドの木が多い、秋の紅葉が…。

樹林帯の中で咲く、ゴゼンタチバナとツマトリソウ

樹林帯では、ゴゼンタチバナやツマトリソウ等の花が咲いていた。又、岩陵帯に出てからは、山頂を望みながら、比較的傾斜のきつい登山道を歩くことになる。登山道沿いにはイワカガミ、ツガザクラ、アオノツガザクラ等の花が咲いていた。また、この山にはナナカマドが多く、秋はさぞかし、紅葉が素晴らしいのでは、と思えた。

中の湯温泉との出合いより、山頂方面を望む

登山口より奥穂高、前穂高の山並みを望む

北峰山頂付近より噴煙が吹き出ている

南峰と北峰の間にある火口湖

イワカガミとアオノツガザクラ

登山道わきに咲くイワカガミの群落

トップページへ戻る

異様な臭いのする北峰山頂

山頂より上高地方面を望む

崩落で危険なため登山禁止の南峰

鞍部より北峰を望む