乗鞍岳

登山日 7/28〜29 標高 3,026m 天気 曇り・晴れ 同行者
登り:1時間50分 乗鞍高原観光センター前(6:00)〜畳平(7:00〜7:40)〜肩の小屋(8:20〜8:40)〜剣ケ峰(9:50〜10:30)
下り:1時間30分 剣ケ峰(10:30)〜肩の小屋(11:10〜12:10)〜富士見岳〜畳平(13:00〜14:00)〜乗鞍高原観光センター前(14:50)

*乗鞍高原観光センター前から畳平間はバスで移動する。(乗鞍エコーライン)

乗鞍高原の宿泊先を朝5時20分に出て、畳平行きバス(エコーライン)の出発点である観光センターに向かった。朝早いためかバス乗り場には殆ど人はいなかった。一番の6時発のバスに乗った。畳平に近づくにつれて、雲が厚くなった。畳平に着くと辺り一面はガスで殆ど見えない状態であった。少し休憩し天気が好転するのを待つがあまり良くならないので、鶴ガ池の淵を肩の小屋に向かい、歩き始めた。登山道と言うより遊歩道と思える道が肩の小屋まで続いた。周囲は殆ど見えないが、路肩には、ミヤマダイコンソウやコバイケソウ等の群生地があった。また、所々、岩陰に、コマクサも咲いていた。肩の小屋で少し休憩した後、ガレた急登を剣ケ峰を目指して登った。肩の小屋からは本格的な登山道であった。朝日岳を左にトラバースした辺りから風が強くなり、バランスを崩す程であった。少し耐えて歩いていると剣ケ峰山頂に着いた。山頂は狭いが、飛騨側を向いた祠と木曽側を向いた祠と二つの祠があった。残念ながら、ガスで包まれていて眺望は全くきかない。風を避けながら、山頂で軽い昼食をとった後、下山を開始した。ガレた登山道を下るに従って、ガスが少しづつ取れてきた。眼下には大雪渓も見えてきた。あっと言う間に肩の小屋に着いた。

乗鞍高原にあるバスの出発点、観光センター前駐車場
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木曽駒ケ岳も乗鞍岳も比較的短い時間で山頂に登れるだけなく、何より、花が素晴らしい山であった。木曽駒ケ岳は、八丁坂の岩峰鋭い宝剣岳をバックにしたお花畑、宝剣岳のスリル、木曽駒山頂の眺望、天候に恵まれ素晴らしい山行であった。乗鞍岳は剣ケ峰の山頂だけでなく、畳平周辺が良い、特に広大な、花の多いお花畑は何とも言えない程素晴らしものがあった。ミヤマクロユリの群落には本当に驚いた。最終日、乗鞍岳の麓の白骨温泉に泊まったが、10軒しかない小さいな温泉であるが、落ち着いた雰囲気を味わうことが出来た。

ミヤマキンバイ

ハクサンイチゲの群生

ミヤマクロユリの群生

チシマギキョウ

コバイケソウ

イワカガミ

ヨツバシオガマとコガネギク

ミヤマダイコンソウ

コマクサ

ウサギギク

クロユリの群生地もあるお花畑

富士見岳山頂より眼下に見る畳平

不動岳と不消ケ池

畳平の目の前に聳える富士見岳

肩の小屋から畳平に戻る途中、富士見岳に登った。天気も良くなり山頂から眺望は素晴らしかった。最後に畳平にあるお花畑に寄った。遊歩道の廻りには多くの花が今が盛りと咲き誇っていた。ハクサンイチゲ゙やミヤマキンポウゲ、コバイケソウ等の群生地があった。また、ミヤマクロユリが沢山咲いているのには驚いた。こんなに花の多い雄大なお花畑を見たのは初めてだ。肩の小屋から剣ケ峰は登山を楽しめ、また、畳平周辺はお花畑等を楽しめる乗鞍岳は楽しみの多い山である。

山頂避難小屋

剣ケ峰山頂

剣ケ峰にある飛騨側を向いた祠

剣ケ峰にある木曽側を向いた祠

急登を登る途中、振り返ると肩の小屋が見えた

剣ケ峰手前のピーク蚕玉岳

ガスで包まれた畳平、鶴ケ池

<花コーナー>

<山行後記>