<7月27日>
今年の夏山は南アルプスの中央に位置する塩見岳である。朝9時自宅を出発し関越高速から中央高速に乗換え南下し松川ICで下り鳥倉登山口に向かう。時間があるのでSAで休みながら行くが片道約300キロ午後3時に登山口に着く。駐車場には40台程の車が止まっていたが早いせいか良い位置に駐車することができた。路上駐車の多いのにびっくりした。流石に人気の山で登山者も多い様だ。
<7月28日>
朝4時起床、5時出発する。ゲートを超え登り傾斜の車道を40分程歩くと鳥倉登山口に着く。樹林帯の中歩き易い登山道を一歩一歩足を進める。13時50分、日本一高い峠で有名な三伏峠に着く。三伏小屋とテント場がある。休憩後少し登り上げると三伏山である。山頂からは塩見岳の雄姿が望める。本谷山を越えアップダウンを繰返し午後1時50分塩見小屋に着く。塩見小屋は予想通り小じんまりした山小屋である。宿泊の手続きをし小屋前からの眺望を楽しんだ。
イワオウギ
シコタンソウ
山頂手前の急登の岩場、落石に注意しながら登る
塩見岳(西峰3047m)山頂
<7月29日>
三伏峠のテント場
車道の傍らで咲くシモツケソウ
三伏峠
塩見小屋と塩見岳
眼下に塩見小屋
天狗岳を見ながら下る
落石に注意しながら岩場を下る
岩稜帯に可憐に咲くイワツメグサ
見事な蝙蝠岳の雄姿
東峰より西峰を見る
山頂より白峰三山を遠望
雲海に浮かぶ富士山
西峰より東峰を見る
白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)を遠望
左に仙丈ヶ岳、右に間ノ岳
富士山を遠望
チシマギキョウ
ミヤマシオガマ
イワベンケイ
登山道を振り返る(小さく小屋が見える)
山頂手前、素晴らしいご来光
朝3時半起床、朝食4時、4時50分塩見小屋を出発する。ハイマツの登山道を山頂に向かう。30分程歩くとご来光である。朝日を浴びながら岩稜帯を登る。山頂手前の岩場は急登で手で岩を掴みながら登る。岩稜帯を登り上げると塩見岳西峰(3047m)に着く。歩き始めて1時間、5時50分であった。山頂は360度の大展望で北に仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳が、南には悪沢岳、赤石岳が、更に東には富士山の雄姿が遠望出来た。5分程歩くと塩見岳東峰(3052m)である。目の前には蝙蝠岳への稜線が続く。南アルプスの名峰が近くに望め塩見岳が南アルプスの中央に位置することを実感できた。天候に恵まれ最高に幸せを味わった。展望を十分に堪能した後、6時少し過ぎ下山の途に着いた。
本谷山より望む塩見岳
三伏山より望む塩見岳の雄姿(天狗岩の下に位置する塩見小屋)
修復中の三伏小屋
日本一高い三伏峠(2590m)
車道を40分程歩く
鳥倉登山口(後にトイレがある)
ハクサンイチゲ
イワツメグサ
北岳、間ノ岳、農鳥岳を遠望
仙丈ヶ岳を遠望
初めて塩見岳を望む
鳥倉登山口
午後2時少し前に駐車場に着く。所要時間は約8時間(休憩時間含む)程であった。小渋温泉で汗を流し帰路に着いた。今回の山行ではコンビニのおむすびで少し食あたりを起したので今後注意をしようと思う。天気と友人に恵まれ最高の夏山となった。
最高峰の塩見岳東峰(3052m)
左に赤石岳、右に悪沢岳
朝日が塩見岳に当る
ハイマツの登山道を塩見岳へ向かう。
塩見小屋(2766m)
塩見岳と天狗岩
塩見岳が迫る(塩見小屋より仰ぐ)