奥大日岳

山行日 05.8/11〜12 標高 2.606m 天気 薄曇 同行者 AR氏・S氏
8/11 雷鳥荘(4:30)〜浄土沢分岐(5:00)〜新室堂乗越(5:30)〜奥大日岳山頂(7:30〜8:30)〜新室堂乗越(10:30〜11:30)〜別山乗越(13:00〜13:30)〜剣沢小屋(14:00)
8/12 剣沢小屋(7:00)〜別山乗越(7:40〜7:50)〜雷鳥沢キャンプ場(9:00)〜みくりが池温泉(10:00)

<8月11日>

今回の山行は天気に恵まれなかった。初日は天気が悪く室堂にある雷鳥荘に停滞した。翌日、雨も止み、天気も少し回復したので奥大日岳を目指した。浄土沢分岐を奥大日岳方面に向かった。途中、お花畑が素晴らしく、コバイケイソウ、シナノキンバイ、チングルマ等の群落があった。また、背後には立山三山、眼下には、室堂平や地獄谷が望めた。山頂手前では幸運にも雷鳥の親子5匹を見ることができた。雷鳥に会うのは昨年の仙丈ケ岳以来であった。山頂から西方には中大日岳、大日岳の稜線が続いた。

奥大日岳に向かう稜線、コバイケイソウの群落、この山にはコバイケイソウが多い

眼下に噴煙を上げる地獄谷が見えた

<山行後記>

ガスが噴出している地獄谷

雲に隠れた立山の稜線

浄土沢の水量はあまり増えていなかった。

別山乗越にある剣御前小屋前まで来ると眼下には剣沢キャンプ場、剣沢小屋、そして、前方には剣岳の雄姿が望めた。ここで少し休憩をとった後、剣沢小屋へ向かった。明日の天気を期待したい。

今回は、残念ながら天気に恵まれず、剣岳に登ることができなかった。剣岳は岩場の多い山であり、天気の良い日に、再チャレンジしたいものだ。今回の山行はお花畑の多い奥大日岳には登れたが、今一つ不完全燃焼の山行であった。計画通り山行することの難しさを教えられた山行でもあった。

浄土沢と雷鳥平キャンプ場

アオノツガザクラ

シナノキンバイの群落

天気が回復すれば、剣岳を目指すはずであったが、あいにく、昨夜から、12日の朝に掛けての集中豪雨と雷で残念ながら登頂を断念した。それどころか、降り続いた豪雨で浄土沢が増水し、浄土沢に掛かる橋の安全も危ぶまれた。朝7時、山小屋の親父さんが、増水量と橋の安全を電話で確認してくれた。幸いにも問題ないとの連絡があり、我々は、別山乗越経由で雷鳥沢を下山した。幸運なことに、剣沢小屋を出るころになると雨も止んでくれた。歩き始めて2時間程で浄土沢を渡ることができた。浄土沢もあまり増水していなかったので安全に橋を渡ることができた。

山頂に咲くトウヤクリンドウ

山頂付近はチングルマの群落が多い

剣御前小屋前より剣岳の雄姿を望む

剣御前小屋前より剣沢と剣岳を望む

山頂手前で雷鳥の親子を5匹見ることができた

前方にはガスが少し掛かる奥大日岳

<8月12日>

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