ロープウェイの復旧を期待し昨夜は松本の浅間温泉に泊まることにした。朝一番でロープウェイが復旧したことを確認し新穂高温泉に急いだ。西穂高岳は妻が以前から登りたいと言っていた山である。妻の願いが叶いロープウェイのトラブルが復旧したのかも知れない。天候も快晴ではないが空気が澄んでいて遠望できる状態で絶好であった。しらかば平駅には多くの観光客や登山者が列をなしていた。ロープウェイは120人を乗せ僅か7分で標高差1000mを駆け上った。西穂高口駅で身支度を整え歩き始める。目の前には笠ヶ岳の雄姿が望めた。黄葉も今が見頃かも知れない。歩き易い傾斜の緩い登山道が続く。一時間10分程で西穂高山荘に到着する。小屋の大きいのに驚いた。穂高連峰の山荘の中では一番大きいのではと思う程であった。山荘から少し登ると回りが開け展望と紅葉を楽しみながらの快適な登りである。左には笠ヶ岳から弓折岳に続く稜線、右には奥穂高岳から前穂高岳へ続く峰、背後には霞沢岳、そして、焼岳その後に乗鞍岳、遥か遠方には白山も望めた。こんなに展望の良い登山道も他にないかも知れない。独標の手前僅かに急な岩場があるがあっと言い間に独標に着く。独標から西穂岳に続く岩稜帯、更にジャンダルムから奥穂高岳そして前穂高岳に続き岩の険しい峰々が続いた。独標からの展望を堪能し下山の途に着いた。
山頂駅よりガスが掛ってきた笠ヶ岳を望む
西穂高岳山荘が近づく
独標への岩場の登り
登山道を振り返る
手前は焼岳、奥は乗鞍岳
大きな西穂高山荘
しらかば平駅
しらかば平駅より笠ヶ岳を望む
奥穂高岳
西穂高岳独標
霞沢岳
山荘から独標に続く登山道
標高2200m付近の紅葉
笠ヶ岳の雄姿
今が盛りの紅葉
登山道を振り返る
眼下に上高地
白山を遠望
奥穂高岳と前穂高岳の吊尾根
西穂高岳から奥穂高岳への岩場
丸山から笠ヶ岳を望む
前穂高岳から明神岳
西穂高岳を仰ぐ
西穂高口駅より歩き始める
120人乗りロープウェイ