久しぶりに、赤城に向け車を走らせた。50分程で、新坂平にある鈴ガ岳登山口に着いた。秋の気配は少しするが紅葉はまだまだと言った感じであった。登り初めは傾斜が緩く歩き易かった。辺りは白樺、ブナ、ミズナラ等の自然林で気持ちの良い雑木林であった。最初のピークは姥子山である。ここを過ぎ、暫く下ると、鍬柄峠である。ここから暫く急登が続き、二つ目のピーク、鍬柄山に着いた。山頂からの眺望は素晴らしく、北側、そして、東側には、上州武尊山、至仏山、燧ガ岳、日光白根山、皇海山等の山々が望めた。また、近くには、黒桧山、駒ガ岳、長七郎山、地蔵岳、荒山等、赤城の山々も見えた。山頂から20分程下ると、鍬柄山と鈴ガ岳の鞍部に出た。鞍部からの登りは大きな岩の多い傾斜のきつい道でここからが本格的な登山道と言った感じであった。急登を30分程登り上げると鈴ガ岳山頂であった。山頂には「鈴嶽山神社」、「赤城山大神」、「愛宕山大神」と刻まれたりっぱな石碑があった。辺りは木々に囲まれているが、北側と東側の眺望は良く、上越国境の山々が望めた。山頂でゆっくり昼食をとった後、下山の途に着いた。登り返しの多い登山道であったが1時間30分程で、登山口に着いた。今年の紅葉は普段の年に比べ少し遅いようだ。丁度良い時期は10月の下旬以降か…。この山は自然林が多く、新緑や紅葉が楽しめる山ではないかと思う。

新坂平にある鈴ガ岳登山口

大沼の向こうに構える黒桧山

赤城鈴ガ岳

登山日 05.10.1 標高 1,565m 天気 晴れ 同行者
登り:1時間50分 新坂平登山口(10:00)〜鍬柄山(11:00)〜鈴ガ岳山頂(11:50〜12:50)
下り:1時間30分 鈴ガ岳山頂(12:50)〜新坂平登山口(14:20)

10月に入ったので、もう少し秋の気配を感じるかなと思ったが、紅葉している木は殆どなかった。僅かに、ナナカマドやツツジの葉の紅葉が始まった程度であった。やはり今年の紅葉は例年に比べて少し遅いようだ。鈴ガ岳は山に登ると言うより、二つのピークを超えて、山頂に行くといった感じの山であった。レンゲツツジやヤシオツツジ、またミズナラや白樺等の自然林も多く、春の新緑や秋の紅葉も楽しめる山のようだ。下山した後、大沼湖畔を散策し、赤城を後にした。

大沼湖畔より黒桧山を望む

大沼湖畔より地蔵岳を望む

鈴ガ岳と鍬柄山の鞍部

展望が良い鍬柄山山頂、後に聳える黒桧山

ススキの後に形の良い荒山

どっしりとした山容の地蔵岳

日光白根山、皇海山等の山並み

上州武尊山、至仏山、燧ガ岳等の山並み

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静かな感じの鈴ガ岳山頂

鈴ガ岳山頂にあるりっぱな石碑