寝釈迦(袈裟丸山)

袈裟丸山へは3回登っているが、秋登るのは初めてである。弓の手コースと郡界尾根コースは以前登っているが、塔の沢コース(寝釈迦コース)は初めてであり、登りたいと思っていたコースである。このコースは紅葉が素晴らしいと聞いていたので、紅葉を期待しての山行であった。登山口には沢に掛かる木製の橋があり、ここが登りのスタートである。瀬音を聞きながら、沢沿いに続く登山道を歩き始めた。自然林が多く、紅葉も丁度良い時期であった。天気にも恵まれ、紅く染まった木々の葉が輝いていた。道もはっきりしていて、明るく歩き易い登山道であった。沢を右に左に渡りながら高度を上げて行く。歩き始めて50分程すると、寝釈迦像のある場所に着いた。寝釈迦像は大きな自然石の上に彫られていた。長さは4m程で、思っていたより小さい感じであった。沢を隔てた急斜面には相輪塔が立っていた。相輪塔は高さ18m、幅は3m程で、巨岩を重ねた不思議な塔であった。急傾斜の場所に、何時、どのように巨岩を載せたのか、想像がつかない、何とも不思議な塔であった。ここで少し休憩をした後、沢沿いの登山道を賽の河原に向かい登った。高度を上げるに従って、紅葉の色も濃くなるのを感じた。賽の河原手前にはりっぱな避難小屋があった。この辺りは唐松の紅葉が盛りであった。ここから少し登り上げると、賽の河原であった。賽の河原には石を積み上げた個所が多くあった。ここから袈裟丸山の山並みが望めた。ここで昼食をとり、下山の途に着いた。今日は時間がなく、袈裟丸山に登れなくて残念であった。次回は是非、山頂を目指したいものだ。

登山日 05.11.5 天気 快晴 同行者 単独
登り:1時間30分 寝釈迦登山口(10:10)〜寝釈迦(10:55〜11:15)〜賽の河原(12:00〜12:40)
下り:1時間10分 賽の河原(12:40)〜寝釈迦(13:10〜13:30)〜寝釈迦登山口(14:10)

沢沿いの紅葉が素晴らしい

寝釈迦登山道入口

<登山後記>

袈裟丸山の名前と言い、寝釈迦像、相輪塔、賽の河原と言い、信仰の臭いが強くする山である。特にこのコースは、寝釈迦像、相輪塔もあり伝説の香りさえする。この辺りは庚申山や根本山等、同じような感じのする山が多い。また沢沿いを登る景色もなぜが、良く似ている。登山者にとっては、紅葉も新緑も楽しめる素晴らしい沢コースである。

賽の河原より袈裟丸山を望む

積み上げた石の並ぶ賽の河原

賽の河原手前の新しい避難小屋

高度を上げると唐松の紅葉に変わる

赤く染まった紅葉

沢沿いの紅葉

高度を上げるに従って、紅葉の色も濃くなる

巨岩が重なっている不思議な岩

巨岩が重ねられた相輪塔

北を頭に西を向いて寝ている寝釈迦

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