伊豆ケ岳

クサリ場を過ぎると変化のある岩の多い登山道が少し続いたが、あっと言う間に伊豆ケ岳山頂に着いた。登り始めて1時間10分であった。山頂手前で男坂と女坂の登山道が出会う。山頂は広く眺望も素晴らしく良い雰囲気であった。山頂にはダンコウバイやアセビの花が咲いていた。山頂から武甲山や城峰山等秩父の山々が望め360度の眺望であった。山頂でゆっくり昼食をとった後、下山の途に着いた。下山は女坂をゆっくり下った。

登山日 06.4.1 標高 851m 天気 晴れ 同行者

<花山歩>

登り:1時間10分 正丸峠(10:20)〜小高山〜長岩峠〜クサリ場〜伊豆ケ岳山頂(12:30〜13:30)
下り:50分 伊豆ケ岳山頂(13:30)小高山〜長岩峠〜正丸峠(14:20)

正丸峠付近に咲くギブシの花

同じ場所に咲く春雲草

この山は花の百名山に選ばれているが時期が早いせいが期待していた程花は見られなかった。我々は今回、正丸峠から伊豆ケ岳への往復であったが子(ね)の権現への縦走をすればもっと見ることが出来たかも知れない。この時期アズマイチゲが咲き始めてるのではないかと山から下った後、正丸駅付近の登山道に行って見た。すると小沢沿いに数輪、アズマイチゲが咲いていた。もう少しすれば、数多く咲くだろう。

自宅を8時に出発し、本庄から児玉、皆野町を経由して秩父に向かった。更に秩父から先日登った武甲山の麓を通って299号線を飯能方面に向かった。途中、「あしがくぼの道の駅」で小休憩したが思っていたより道が空いていて登山口のある正丸峠に10時に着いた。自宅から2時間であった。正丸峠は東京方面の眺望も良く、峠の茶屋もあった。ただ、駐車場が峠の茶屋で食事をしないと有料とのことであった。正丸峠からは最短時間で伊豆ケ岳に登れる。正丸駅からの時間に比べると半分程度の時間で登れることになる。身支度を整え峠の茶屋の脇から、花と眺望とスリルを期待して、奥武蔵の名峰、伊豆ケ岳を目指して歩き始めた。前回は正丸駅から伊豆ケ岳、子(ね)の権現を縦走して吾野駅まで歩いたが、今回は正丸峠より山頂を目指した。気持ちの良い登山道を20分程歩くと小高山(720m)のピークに着いた。少し行くと正丸駅からの道と出合い、そこから少し下るとクサリ場(男坂)に着いた。下から見上げるとかなり急な感じがした。高さは50mと言うことだが、もっと長く感じた。迷うことなく、クサリ場に向かった。落石が少し嫌な感じもしたが登っている人も誰もいなかったので、思い切って登り始めた。途中休憩することもなく一挙に登ってしまった。登って見ると下から見た感じより傾斜も緩い感じがした。また、足場もクサリもしっかりしているのであまり危険な感じはしなかった。登り終えた後の登山道は岩が多く眺望も良く、変化もあって面白い道であった。

登山の帰り、前から気になっていた秩父神社に寄ってみた。秩父神社は2000年の歴史があるとのことである。本殿は歴史を感じさせる風格のある建物であった。1592年徳川家康によって再建されたものだそうだ。本殿には左甚五郎作の彫刻「子宝・子育ての龍」「つなぎの龍」も彫られていた。日光東照宮の彫刻を感じさせる。境内も広く、大木も多く雰囲気が何とも素晴らしい。また、秩父神社脇の老舗の蕎麦屋で蕎麦を食べた。今まで秩父で食べた蕎麦の中では一番美味しかった。秩父の町は雰囲気があって良い町である。今回は伊豆ケ岳登山と秩父神社と蕎麦と盛りだくさんの山行となった。

<登山後記>

正丸駅付近の登山道脇に咲くダンコウバイ

正丸駅付近、登山道脇の小沢沿いに咲くアズマイチゲ、もう少しすれば群生するかも知れない…。

ダンコウバイの黄色い花

アセビの白い花

登り終えた後の登山道は変化がある

登り終えた後、クサリ場を眼下に見る

迫力のあるクサリ場、長さは50m程、登って見るとそれほどでもない、ただ落石の危険を感じた。

登山口のある正丸峠、眺望も良い

小高山のピーク(720m)

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