角田山

<花山歩>

登山日 06.4.9 標高 482m 天気 曇り時々晴れ 同行者

5時30分伊勢崎駅に集合し前橋インターより関越高速に入り新潟方面に向かった。三国トンネル手前辺りから雲行きが怪しくなる。トンネルを抜け新潟に入ると雪が降っていた。峠付近はいつもの年に比べると雪の量が多い気がした。少しすると雪は止んだが天気ははっきりしない。長岡を過ぎ、巻潟東ICで降り角田浜方面に向かった。9時に角田浜に到着した。身支度を整え角田浜登山口から歩き始めた。浜辺から歩き始めるのは初めてである。流石人気の山、登山者が非常に多く、山頂まで人の列が続いた。途中、ユキワリソウ(オオミスミソウ)やカタクリ、ショウジョウバカマ等の花が沢山咲いていて、飽きることはなかった。逆に写真を撮るのに丁度良かった。山頂への道は七つあるが、この桜尾根コースは一番人気だけあって花が多い。山頂まで途切れることが無く、花が咲いていた。写真を撮りながら登ると2時間程で山頂に着いた。山頂は広く、日本海が目の前に広がりその先には佐渡島も見えた。山頂で30程休憩を取り下り始めた。下り始めると直ぐに灯台コースとの分岐があり灯台コースを下りた。灯台コースは登りの桜尾根コースに比べ花の量は少ないが所々、カタクリやキクザキイチゲの群落があった。中間点辺りから急に眺望が良くなった。登山道は岩場でさえぎるものが無く海を見ながらの下山であった。本当に素晴らしい眺望で、最後は角田岬灯台を見ながらの下山となった。角田岬の登山口は砂浜であり、当に海抜ゼロまで下りた。こんな経験は初めてである。

登り:2時間 (桜尾根コース) 角田浜登山口(9:30)〜桜尾根分岐〜角田山(11:30)
下り:1時間50分 (灯台コース) 角田山(12:00)〜灯台コース分岐〜角田岬登山口(13:50)

高度が高くなるとカタクリの群生地が多い、所々にキクザキイチゲも咲いていた

角田浜登山口より歩き始める

登山者の列が山頂まで繋がる

トップページへ戻る

登り始めると登山道脇には白、紫のユキワリソウとカタクリが咲き誇っていた

<登山後記>

今回は盛りだくさんの旅であった。前橋、渋川辺りでは満開の桜を見ることができた。三国峠では雪の風景を味わった。角田山は花の百名山の名に羞じない、花の多い山であった。角田山登山を堪能した後、「てまりの湯」でのんびりし、寺泊の海産物問屋に立ち寄り帰路に着いた。上越国境では高速道路から真っ白な雪を被った越後三山や谷川岳を見ることが出来た。満足いく新潟の旅であった。

アブラチャンの木

カタクリに混じり薄紫色のショウジョウバカマ

エンレイソウ

カタクリに混じりキクザキイチゲも咲いていた

下りは天気も回復しカタクリの花弁が開いていた。更に、ひっくり返っていた。

登り始めから、途切れることなく山頂まで花が咲いている山は初めてである。最初は砂混じりの登山道で急登であるが少しすると緩やかな道になる。高度の低い所ではユキワリソウが、高度が上がるにつれてカタクリに変わっていく。また高度にあまり関係なく、所々にショウジョウバカマが咲いていた。ユキワリソウは白、紫、ピンク等、色も様々であった。登山道脇の急な斜面にはカタクリの群落が多い。山頂まで花が咲いていて、ゆっくり写真を撮っている内に山頂に着いてしまった。下りは海を見ながらの下山で眺望も素晴らしいが、足元にはカタクリの群生、キクザキイチゲも多く咲いていた。また、天気も回復し登りに比べ、カタクリの花が咲き誇っていた。カタクリの花弁は陽が出ると開く。更に花弁がひっくり返る。花の百名山とは言えこんなに花の多い山も珍しい。花好きにはお奨めの山だ。

眺望が素晴らしい下山道、佐渡島も見えた

眼下に角田岬灯台を見ながら下りた

山頂より日本海の向こうに佐渡島が見えた

人が多い角田山山頂